ジャンクコーナーに埋もれていたのを発見し捕獲しておきました。
<動作テスト環境>
・CPU:AthlonXP 3000+(Barton) @3200+
・マザー:Asus A7N8X Deluxe
・メモリ:ADTEC DDR400 1GBx2
・GPU:Inno3D I-A6200-G3E3
・電源:鎌力 Rev.B 380W
・OS:WindowsXP Pro SP3
●GeCube RADEON 9600XT (GC-R96XTG V2 Series)
2003年の年末あたりにリリースされたR300世代のRV360コアを採用するアッパーミドルクラスのAGPx8対応ビデオカードです。
メモリバス幅は128bit、メモリはDDRで325MHz駆動で128MB搭載。
4 pixel shader/2 Vertex shaderの無難なスペックですがRV350コアを改良したRV360コアのお陰で500MHzと当時としては高い動作クロックを実現。高クロック動作で性能を引き出しています。
GC-R96XTG V2 Seriesでは初期型の小型クーラーではなく、次期製品のRADEON X800シリーズに採用されていたメモリの冷却までカバーする大型クーラーに変更されているのが特徴です。(裏側のメモリにもヒートシンクが設置されています。)
●ベンチマーク & 消費電力
ファイナルファンタジーベンチマーク3でスコアと消費電力を計測してみました。
<FF11ベンチ3HI スコア>
・RADEON 9600XT 128MB:3579
・RADEON X800 Pro 256MB: 4101
・GeForce 6200 ファンレス 256MB:2736
・GeForce FX 5200 ファンレス 128MB:2438
FF11ベンチ3は3500台をマーク。
nVIDEAのローエンドモデルより一段高い性能を実現しています。
<消費電力 : アイドル / FF11ベンチ3HI >
・RADEON 9600XT 128MB:123w / 157w
・RADEON X800 Pro 256MB: 118w / 151w
・GeForce 6200 ファンレス 256MB:112w / 147W
・GeForce FX 5200 ファンレス 128MB:115W / 141W
高クロック化の影響か消費電力はアイドル時を含めてX800より5W程度ですが高くなっているのは少し気になります。
●感想
DX9世代ではnVIDIAよりATIが性能面で優勢でしたので当時ファイナルファンタジーXIなどのゲームに使用したことのある方も多いのではないでしょうか。
自分はこのころRADEON 9700 PROや9800 PROを使用していたのでリアルタイムでRADEON9600シリーズに触れることは無かったので真相はわかりませんがRADEON 9600シリーズは相性問題が発生しやすく当時は地雷と呼ばれていたように記憶しています。
GeCube RADEON 9600XT (GC-R96XTG V2 Series)は簡単な動作テストでは特に不具合らしい症状は発生していません。ドライバーインストールからベンチマークまで安定しています。冷却ファンの強化された後期モデルということでBIOSバージョンやボードデザインなども更新されているのかもしれません。
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購入金額
315円
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購入日
2011年頃
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購入場所
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