ND(Neutral Density)フィルターとは、減光フィルターとも呼ばれ、カメラレンズに入る光の量を減らす目的で使われるフィルターです。

NDフィルターは、複数の減光量に合わせて複数枚のNDフィルターを使い分けていたのですが、このフィルターは、1枚でND2～ND400まで、減光量を調整することが可能なフィルターです。
ND2は、光量が1/2、ND400は、光量が1/400に減光されます。

光量を減らす主な目的は、レンズの絞りを開けて被写界深度を浅くした撮影をしたいが、環境光が明るすぎで、絞りを絞らざるを得ない場合、若しくは、スローシャッターで撮影したいが、環境光が明るすぎで、スローシャッターでは露出オーバーになってしまう時などに使われます。

普段のスナップ写真では、手振れしないようになるべく高速でシャッターを切れるようにしますが、絞りに関しては、撮影者の意図により、被写界深度調整を目的に調整を行います。

NDフィルターは、もっと意図的に絞りやシャッター速度を調整したい時に使います。

パッケージは、銀色で、メーカーロゴとNANO-K Series Filterと印字されていて、左下には、光学ガラス、狭フレーム、多層コーティングのピクトグラムが描かれています。
右下には、VARIABLE HMC ND2-400 Lens Cap 72mmと記載されたシールが貼られています。
裏面には、シリーズ名と商品保障に関する説明と、メーカー情報が記載されています。

パッケージには、半透明のプラケースに、レンズキャップに付けられたNDフィルターが入っていて、他には、レンズキャップ用ストラップとクリーニングクロスが入っていました。

フィルターは、CPLフィルターのように2重構造になっていて、上部を回転させることにより、ND2～ND400まで、リニアに変化させることができます。