レビューメディア「ジグソー」

オリジナル試作基板製作用

うん。一言コメントが意味不明ですね。

趣味で電子工作をする人は、手間と懐具合で95%(勝手な思い込みですので違うかも)は蛇の目基板に手配線でパーツをつないでいるはず・・・

でもメーカー品みたいな綺麗な基板(感光基板)にあこがれるモノです。
そこで自分でメーカー品みたいな基板を作る時に使う道具の一つがコレ!

ちびライト~!(ドラえもん風に)

 

それでは感光基板ってどうやって作るの?ってことで手順を書きましょう。

 

1.アートワークを透明のシートに印刷する。
  これは回路パターンを印刷したものです。

 

 

今後自作した分に置き換えますが、今回はサンハヤトのパターンを拝借。こんなやつですね。

 

2.次にプリント感光基板に露光します。
  専用のプリント基板に1で作ったシートを載せ、今回登録したちびライトで露光します。

 

露光はちびライトの代わりに蛍光灯などの普通のランプでもできますが、光量と露光時間の調整がちょっと難しくなります。(2,3枚失敗してもよければ感覚でできるようになると思いますが・・・)

 

3.露光した基板を現像します。

感光基板は下のような構造になってます。

現像剤につけて現像すると露光した部分の感光材がとけて銅材がむき出しになります。

 

4.エッチング

エッチング材でむき出しになった部分の銅を溶かします。

 

5.後処理

銅材の上に乗ってる感光材を除去し(アルコール洗浄や再露光して現像処理)、酸化防止のために、レジストやフラックスを塗って、穴あけをすれば完了です。

 

ただ、現像材やエッチング材は使い捨てです。1回(2~3枚)の基板製作に2000円くらいでしょうか・・・


国内の専門業者に頼むと、シルクスクリーン印刷やカッティングなどすべてしてくれて1.5万~2万くらいかかります。断然自分でやる方が安かったのですが、最近は海外が安い。
安くて有名なブルガリアのOLIMEXでは

片面160×100mm基板(サイズ内に複数の基板の面付けOK)
4枚までなら1枚24ユーロ
5枚以上なら1枚19ユーロ
11枚以上なら1枚16ユーロ

送料は8ユーロ。

手間と失敗のリスクを考えたらユーロ安いし依頼した方が綺麗でお得じゃない?

ちなみにもっと大きなサイズの基板や、両面基板もOK。
他業者ですが、4層基板も作ってくれるところもあるのだとか・・・高いでしょうが・・・

さぁ、今作ってるニキシー管時計の基板どうしよっかなぁ~

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

18人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (8)

  • eulerさん

    2012/08/08

    >某支配人さん
    こういった工作って自分でしなくても見てるだけでも面白いですよね。

    でもプリント基板にしないとダメなケースは個人ではなかなか出くわさないので、見る機会は稀かもしれませんね。
  • いぐなっちさん

    2012/08/08

    有害なエッジング液の処理が面倒なんですよね~。。。
    パターンの作成は、プリンタとPCが普及したおかげで、小学生にもできる時代になりましたが。
    ということで、私は蛇の目基板派です。
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