購入後、壁掛け可能なまともなスピーカーが用意できなかったことから、古いミニコンポのスピーカーを組み合わせられるという不遇な状況だったmarantz M-CR612。実はこの連休中にようやく新たな壁掛け対応スピーカーを手に入れることができ、入れ替え作業を行っていました。
そのスピーカーについては後日改めて取り上げる予定ですが、今回はそのスピーカーを接続するために使ったアイテムを取り上げることにします。
今までのミニコンポ用スピーカーは、配線が直付けであり、長さの不足分だけ他のケーブルを足して接続していました。しかし今回はきちんとしたターミナル接続が可能なスピーカーでしたので、ケーブルはリール一巻きで買っておいたこちらを使いました。
1m当たり500円ということで、丁度オーディオ用の入門価格帯というケーブルです。今まではこのクラスのケーブルであれば終端処理などは特に行わず使い、酸化が酷くなり傷んだと思ったところでケーブルを入れ替えていたのですが、どうせなら今回は劣化を抑えようということで、最低限の終端処理を行うことにしました。そこで使ったのが、以前から買い置きしてあったaudio-technica製ケーブルターミネーター、AT6105です。
買ってから結構長い間放置されていて、箱に傷みは出ていますが中身は正真正銘の新品です。
難しい技術は何も要らない
この製品の使い方は、同梱の紙に記載されている通りです。
ネジ止め式で、ハンダ等の処理を必要としないため、組み立てに特別な技術は必要ありません。強いていえば、使うケーブルの末端の皮膜を剥く手間がかかる程度です。
幸いなことに、今回利用したMONSTER CABLE XPは皮膜をかなり剥きやすいケーブルであり、事務用のはさみで全く問題なく加工できました。
これが、以前利用したQED Performance Ruby Anniversary Evolutionのような構造だったら、皮膜を普通に剥くだけでも一苦労だったでしょう。
ものの数分で、左右のケーブルの両端が加工できました。
このケーブルターミネーターは、中にメッキされたOFCケーブルが入っていて、そこに元ケーブルの先端を接触させた状態でネジ止めして固定するというものです。
率直に言えば音質への影響は少なからずあるでしょうし、特に高級なオーディオケーブルなどで使うべきものでは無いでしょう。ただ、ケーブルも大した金額のものでは無く、接続する装置も細かいことを気にせず音楽を楽しむ目的で使うものですから、AT6105の手軽さは大きなメリットとなります。
もう少し高価なケーブルや装置で使うのであれば、Yラグやバナナプラグできちんと加工するのが正解だと思いますが、今回の目的であれば価格も手間も手頃で使い勝手に優れた製品だと思います。
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購入金額
550円
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購入日
2019年頃
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購入場所
ケーズデンキ
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