MOが比較的多くの人に使われたのは、メディアが230MB~640MBを主流としていた頃の話でしょう。640MBのメディアが普及した頃にCD-Rの低価格化が急激に進んだことから、リムーバブルメディアの主役が急激にCD-Rに移り、CD-Rより大容量な1.3GB MO(これ以上の容量を持つMOには「GIGAMO」の愛称が与えられた)が発売されたものの、その頃にはDVD-RやDVD+Rがより安価かつ大容量に普及してしまったため、この頃からMOはかなりマイナーな存在となってしまいます。
私の場合は比較的遅い時期までPC-9800シリーズをメイン環境に据え、MS-DOS環境もある程度使っていたため、ドライバーの組み込み等不要でそのまま使える、128MB、230MB、540MBのメディアは長期間にわたって愛用していました。
その後もPC/AT互換機をメインに据えた後も、必ずメイン機にはMOを接続して、少なくとも640MBまでのMOのデータは読み出し可能なようにしておきました。
このMCJ3230SSは、まだこの機種が比較的新しかった時代に、メーカー保守部品の放出に出会って購入したものです。未開封の品で、1万円でお釣りが来るくらいだったと記憶しています。
この製品はきちんと2.3GBのメディアにも対応しているのですが、実は私が持っていたメディアの最大容量が1.3GBであり、その後も2.3GBのメディアを購入する機会が無かったため、2.3GBでの動作をチェックしたことは一度も無いのです。
ただ、使い慣れた540MBや640MBのメディアで使っていても、それまで使っていたMCB3064SSやMCE3130SSなどと比べて1ランクは快適性が増していて、世代が変わったメリットは十分感じ取ることが出来ました。
最終的にはメイン環境がPCI Express世代のマザーボードに移行した際に、MOのためにSCSI H/Aを挿しておくことが困難になったためあまり使われなくなってしまいましたが、速度性能も信頼性も十分に納得できた製品です。
-
購入金額
9,800円
-
購入日
2005年頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。