私が、鶴田さんのイラストに出会ったのは、ドラゴンマガジンの「道士リジィオ」シリーズだったでしょうか。
第一印象は、「少し荒いタッチだなあ」と感じました。
これは、まあ、当時は「雷の娘シェクティ」目当てで読んでいまして、
こういったタッチのイラストを好んでいた事もあるのですが。
しかし、嫌いでは無いです。
というか、こっちのタッチも好きです。聖刻シリーズの幡池さん(公式的には別人扱いですが、宇宙英雄物語や聖エルザの伊藤岳彦さんの別名?)や、出渕さんのような、主線が整形されていない躍動感がポイントでしょうか。
じんわりと味わうように見てみると。
鶴田さんのイラストの、一番のお気に入りポイントとして、「モノクロの状態で、服や肌の柔らかさが伝わってくる」事があります。
カラーイラストなどは、彩色によって、濃淡や明暗などによって、質感を強調しやすいのではないか、とL2さんは思っています(もちろん、その為には十分な技量が必要です。L2さんには未だ到達できない領域)
主線の入り抜きの太さがどうとか、そういうレベルではなく、引かれた線が露わにする姿が柔らかいのですよね。
特筆するべきは、「美形、美人ではない、けれども、綺麗なお姉さん(伝わりにくい表現で御免なさい、こういう言葉しか見つからなかったのです)」の存在感。
「ああ、この人の髪、頬っぺた、ふにふにと柔らかいなあ」
と、触ってみた錯覚をする位のタッチに脱帽なのです。
-
購入金額
2,000円
-
購入日
不明
-
購入場所
UDさん
2015/07/24
「水素」は「Forget-me-not 鶴田謙二限定BOX」で持ってます。
L2さん
2015/07/24
限定BOXとは羨ましいです。
モノクロ、ラフの段階で、柔らかな質感。
もち肌というべきか、その表現は、ため息が出ますね。