赤いマザーボードばっかり有名だが、実はFreewayで一番高く評価されていたのは、実のところケースだった。
PCケースがまだ「PCパーツを納められればOK」だった時代に、冷却性能とメンテナンス性の追求という観点から設計した製品群は、当時「アルミケースの雄」であった星野金属の製品を除けば「手の届く唯一無二」であったため、ぶっちゃけると非常によく売れた。
特に売れたのがFWD-1000シリーズ。
こいつがアルミケースとしては破格の筐体強度、12センチファン搭載による大風量冷却、大量のストレージ搭載能力、エンハンスドATXが余裕で納まる破格の容積など、サーバーケース並みの性能をアルミ筐体で達成した上、価格が二万円台前半と星野の製品群の半値近かったことから、リリース直後からコンスタントに長く売れた記憶がある。
で、こいつはそのFWD-1000のマイナーチェンジモデルにあたる製品。
改良箇所は、業界初のPCIスロット冷却用のサイドファン設置と、
CPUファンの排気を誘導するファンダクトの追加、フロントUSBの2.0対応化などだが、このサイドフローファンの威力は絶大で、FWD-1000との比較で同一のパーツを使った場合で、店頭デモでは15℃以上の差がついた。
ただ、このケースのリリースから一年も経たずして、Freewayは二度目の倒産を迎える。
Freeway整理後、このケースの販売権はリオワークスに移り、数年間現役で販売されたようなのだが、日本国内には輸入されないまま終わった。
現在の目で見てもよく出来たケースだけに、実に惜しい存在である。
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購入金額
0円
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購入日
2012年06月03日
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購入場所
はにゃさん
2012/06/03
電源が倒立配置しかできないとか、アルミ側板の制振性不足、
エアフロー不足など配慮が足りないために、現役として使えず現役から引退するのが早く、
徐々に廃棄の憂き目にあっておりますが、
FWDはすごく出来がよく、我が家では
PentiumIII 866 Slot1 Dual (840)
から、
Phenom9850BE / 785G
i7-2600K/P67 OC
今ではi7-3770K / Z77
と我が家の最速環境が収まってます。
ただ、そろそろフロントパネルのプラスチックの経年劣化があり脆くなってきているので、
あと5年くらいかな。
Vossさん
2012/06/04
酸素系漂白剤にドブ漬けして、日光に晒すと黄変は取れますよ。
はにゃさん
2012/06/04
キーボードを一個やろうと思ってますが、時間がとれず…
ちゃなさん
2012/06/29
Vossさん
2012/08/02