対応OSはWindows 98~XPという事からもVista登場以前の製品であることが伺える。ハードウェア的にはシンプルなUSBテンキーなので当然Windows7 64bitでも動作確認。
他社シリコン製キーボードの特徴に漏れず、「丸めて持ち運べる」「ある程度の耐水性・耐塵性」がウリとなっている。
本体上部の盛り上がった部分にのみ基盤が入っておりNumLockLEDもその基板上。それ以外は軟質素材にフィルムスイッチを挟んだカタチなのでふにゃふにゃ。底面全体が滑り止めとも言えるので平面に置けばまず動かない。
シリコンなのでどうしてもホコリや、細かいゴミが付着しやすいが、耐水性はご覧の通り。わざと水をこぼして見たがまったく問題ない。写真の後布で拭いたが元通りだ。シリコン自体に傷がついて内部に水が浸入しない限り大丈夫だろう。
但しUSBケーブルの出る部分は密着が甘いので、全体を水没させたり意図的にケーブル穴に向かって水をかけたりすると内部に水分が入りそうだ。
まあ普通のテンキーでそんなことやったら即死ですが。
キータッチをどうこう言うタイプの製品ではないが、タッチは文字通りふにゃふにゃ。まあ音が静かなのはメリットだ。但ししっかりと固い場所に置かないと本体自体がふにゃふにゃしてしまい、キー入力できないことがある。
キー配列は「000」キーを備えた定番の19キータイプ。USBハブ等の付加機能は無し。一応NumLock非連動機能を備えているので一部の古いテンキーであった「ノートパソコンにくっつけてもNumLockが本体と連動してしまい文字入力が併用できない」という事もない。
但し私のネットブックに繋いだ場合、このテンキーで数字を入力するたびにNumLock状態が変化するので切り替わりを示す画面表示(NumLockLEDが無いので代わりに画面に表示される機能)が出っぱなしになってしまった。
普通にNumLockLEDを備えているPCやそういう機能が無いPCなら無問題だが。
確かにモバイルノートパソコンと一緒に持ち歩くという意味では軽量で薄く、耐衝撃性もあるシリコンテンキーボードというのはアリかもしれない。
しかしフルキーボードと異なりテンキーは元々小さいので折りたたむ意味があまりない。コレ自体丸めなくても十分小さく軽量だ。
当初イロモノかと思われたシリコンキーボード自体は、いくつかのデメリットを補える低価格と耐水・耐塵性等でいくつかのメーカーから販売が継続されているが、テンキーオンリーのシリコンモデルは調べても販売終了か在庫品のみ。
残念ながら「珍品」の枠を出れなかった徒花なのかもしれない。
私自身リサイクルショップで300円だったからの衝動買いなのだが、ネットブックを持ち歩く事が多い現状なら、軽量で気楽に持ち運べるテンキーとしてコイツの出番はありそうだ。
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購入金額
300円
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購入日
2012年05月08日
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購入場所
aoidiskさん
2012/05/08
水はじきいいですね。
くるくる巻きも いいかんじ
下小川さん
2012/05/08
水拭きもできるんで、掃除のしやしさは一般的なキーボードの比じゃないです。
幸か不幸か、フルキーボードタイプに比べて折りたたみしなくても十分コンパクトなので、市場からは消えてしまったようですが、なかなか面白い製品だと思います。