ASRock Z77 Extreme6 は、ゲーミングマザーボードFatal1ty系を除けば、最上位グレードのZ77マザーボードになります。のはずでしたが…レビューまで時間が開いたら Extreme9 が登場してしまい、Extremeとしては真ん中になってしまいました。
レビューのお品書きは次の通りです。
- どんなマザーボードなの?
- なんで除湿機機能がマザーに?
- 計測してみよう!
CPU
Z77の性能を発揮するには、Ivy Bridgeが適切なので、今回 i5-3570Kを用意しました。
メモリ
まず DDR3-1333 9-9-9-24 16GB構成でいきます。
次に DDR3-1600 9-9-9-24 16GBに変更します。
GPU
レビューさせていただいた GV-R777OC-1GDを使います。
ケース
従来のメインマシンのアルミケース OWL-PC-60をそのまま使います。
その他のパーツについては、ケースに記載しています。
次にIOパネルです。
・PS/2 (コンボ)
・USB3.0 SuperSpeed (青) x2
Z77接続のUSB3.0ポートです
・アナログRGB + DVI-D + HDMI + Display Port
GA-Z77X-UD5Hと同じ構成です。
・CMOSクリアボタン
・USB2.0 (赤) x2
スタンバイ時でも充電できるUSBポートです。
・IEEE1394a x1
1394を使用するユーザーは少ないと思うのですが、搭載されています。
・eSATA x1
PCH接続のSATA2.0仕様です。
・USB3.0 SuperSpeed (青) x2
Etron EJ168AによるUSB3.0ポートです
・GbE (RJ45)
Broadcom BCM57781を使った GbEです。
・HD Audioの音声 5個
入出力方向設定可能な5個です。
GA-Z77X-UD5Hと同じ、Realtek ALC898を使ってますね。
デジタルPWM採用の8 + 4 電源フェーズ設計ということで、インダクタが12個見えます。
デラックスなゴールドコンデンサだそうですよ。ゴールドコーティングって何かいいことあるんかな?
下左から、HD AUDIO端子、COM1、変態FDD、1394a、CIR、USB2.0ポートヘッダx3。
あと7セグメントLEDが Dr.Debugで、POSTコードが見られるありがたい存在ですね。
なお、HDAUDIOの端子がIOパネル付近でノイズ的には有利ですが、ケーブルが届かない可能性があります。
あとは
- 2 x PCI Express 3.0 x16 スロット (PCIE2/PCIE4: シングルカードx16 (PCIE2) / x8 (PCIE4) あるいはデュアルカードx8/x8モード)
- 1 x PCI Express 2.0 x16 スロット (PCIE5: x4モデル)
- 1 x PCI Express 2.0 x1 スロット
- 1 x mini-PCI Express スロット
- 2 x PCI スロット
mini PCIeは WiFiで使うんでしょうか?
あと、写っていませんが、
SATA3 x4 (PCH接続x2, ASMedia ASM1061接続 x2)
SATA2 x4 (PCH接続)
があります。
除湿機と言ってますが、部屋の除湿を目的としたものではなく、
マザーボードが湿度によるショートなどで故障するのを防ぐ機能で、勝手に電源を入れてS4/S5ステートにはいったら、チップセット他が停止している中で CPUファンを回す仕組みです。
マザーボードを動作させることで温めて、湿気をケース内に追い出して、それをファンで外に出すんですね。
ASRockの7シリーズのマザーにほぼ共通に実装されている機能ですが、
機能使用可否、継続時間、ファンの回転等はBIOSで設定できます。
1.Windows エクスペリエンスインデックス
HD6770+DDR3-1333動作時
HD7770+DDR3-1600動作時
HD7770+DDR3-1600動作時 OC 4200MHz
DDR3-1600を1.50Vで 1Tで動作させると、メモリが7.9になります。
2.3DMark Vantage
TBクロックを少しずつ変えてみました。今のところ 4.3GHzがお手軽OC限界のようです。
GA-Z77X-UD5Hですが、前のモデル GA-Z68X-UD3Hなどに比べて、改善が進んでいて
Ivy Bridgeユーザーはもちろん、Sandy Bridgeユーザーにもお勧めできます。
お勧めポイント
・UEFI BIOS搭載
・地味だけど、USB3.0ブラケット付属
・POSTコード表示があって、どこまで進捗したのかわかって不具合時の切り分けに便利
・CMOSクリアスイッチがリアパネルにあって便利
これらのポイントに惹かれるユーザーには買いでしょう!
(2012/06/11)
このマザーボードなんですが、GA-Z77X-UD5Hに比べると、グレードの割に、
マザーボード全体のセンサーになっている Nuvoton NCT6776F だけで、
電源系の電圧センサが圧倒的に少ないですね。
GA-Z77X-UD5Hの場合は、PMBusをサポートしているデジタルPWM ICのセンサー値が取れます。
2012/10/17現在
突発リブートおよびNIC不良にて、メーカー修理に出戻り中です。
現在のメインPCのマザーは、板祭リターンズ R3の GA-Z77MX-D3Hです。
とうとう PCIスロットが0になりました。
2012/11/01
退院してきましたが、メインPCは GA-Z77MX-D3Hで具合が良いので、メインには戻さない予定です。
i7-3770K 来ないかな…
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購入金額
0円
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購入日
2012年04月29日
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購入場所
ドスパラパーツ館
しばさん
2012/06/11
揚げ足を取るようで何なのですが
>>デジタルPWM採用の8 + 4 電源フェーズ設計ということで、インダクタが12個見えます。
コレ、写真を見る限りではインダクタではなくキャパシタだと思います。基板のシルクに極性がありますから…
はにゃさん
2012/06/11
コメントありがとうございます。
インダクタはケースに入っている方のつもりで書いてますが、
見にくい&片側が写っていなかったので、向きの違う写真を追加しておきます。
オレンジ色で囲んでいるのが、インダクタです。
シルクで 極性が付いているのは、ゴールドキャパシタ、ヒートシンクに隠れているところに、パワーMOSFETが付いていてセットになってます。