昨日掲載したGA-VDB16/PCIとほぼ同時期に発売され、こちらも高い人気を博した製品です。
ただこの製品はVoodoo Bansheeのリファレンス仕様に則った製品であり、標準状態でオーバー
クロックされていたGA-VDB16/PCIと比べるとベンチマークではやや劣るほか、画質も色が
くすみがちであまり印象はよくありませんでした。GA-VDB16/PCIがあまりの人気ぶりで入手
困難となっていたため、その代用品として使っている人が多かったのではないでしょうか。
GA-VDB16/PCIは1モデルでPC-9800とPC/AT互換機をサポートしていましたが、BUFFALO
の方はPC-9800用のWGP-FX16N/FX8Nと、PC/AT互換機用のWGP-FX16/FX8をそれぞれ
別に展開していました。ハードウェアとしては全く同一であり、VGA BIOSと添付ドライバーに差
があっただけなのですが。
ちなみにPC/AT互換機用のWGP-FX16/FX8はPC-9800シリーズに装着するとメモリカウント
終了後にハングアップしてしまうのですが、逆にWGP-FX16N/FX8NはPC/AT互換機に装着
しても正常に動作します。敢えてモデルを分ける必要があったのか、理解に苦しむところでは
あります。
当時GA-VDB16/PCIとWGP-FX16Nの実売価格は3~5千円程度の開きがあり、コストパフォー
マンスの観点からはこちらも十分に優れた製品であったと思います。ただ、ビデオカード単体に
3万円前後(今ならGeForce GTX 570クラスですね)を払うことを考えると、半端な妥協をする
ユーザーがあまりにも少なかったことは事実でしょう。
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購入金額
14,800円
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購入日
1998年頃
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購入場所
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