本のタイトルは2012となっておりますが、表紙の左下にあるとおり解説内容は2.6になります。
今現在の最新バージョンは2.8なので、操作がちょこっと異なりますが、基本的なツールの使い方は同様なので、ほぼ問題ないと思います。
本の内容としてはケーススタディ形式のレッスンブック、といった感じです。
個人的感触では機能レッスンブック、という方が正しい気がします。
付録のCD収録物は
- 2.6.10のインストーラ(刊行当時の安定版)
- 2.6.11のインストーラ(刊行当時最新版)
- ケーススタディの画像データ
- ケーススタディのGIMPデータ
が収録されています。
良いところ
- ケーススタディが見開き1セッションで、ちょっとずつスキルアップしやすい
- レッスン形式だけど、1つの作品を少しずつ仕上げていくのではなく、毎回違う機能を1個ずつ使って「こんな加工ができるんだよ」というのを紹介しているので、区切りが良く機能を理解しやすい
- ケーススタディが65個あるので主要な機能を網羅できる
- 巻末のフィルター一覧が地味に便利
悪いところ
- 見開きで1セッションなので 、どうしても言葉が足りない感じ
- フィルター一覧のサンプル画像がもっと大きかったらいいのにな
まとめ
パソコンほとんどわかりませーんな人向けの手取り足取りブックではないので、パソコンはある程度普通に使えるし、フリーソフトなんかもダウンロードして雰囲気で使えます、でもGIMPって操作方法(機能の使い方)よくわかりません 、という人には良いと思う。
言葉少なめ、画像多めで構成されているので、比較的分かり易いと思います。ただ全ての機能を徹底活用、がコンセプトで、1つ1つの機能を徹底活用、ではないので、「GIMPを完全に使いこなしたい」人向けではないと思います。
写真撮影をよくされていて、撮った写真をなんとかしてみたいけど、画像編集ソフトでどんなことができるのかわからないので、習得するかを判断する上でも、どの程度の難易度でどんなことができるのかを知りたい人にお勧めの1冊です。
値段相応ではないかと思いますが、検索スキルがあって、多少説明が不十分でも問題ないぜ、という人であればネット検索で代替できる内容ではあります。
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購入金額
1,259円
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購入日
2012年10月04日
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購入場所
Amazon(中古)
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