スマートとはいいがたいが、いかにもビデオカメラらしい色と外観が自分好み。
ビデオカメラに関する知識を全く持たずして立ち寄った家電量販店で、
「キャノンでたくさん撮れるならいいものなんじゃね」という短絡的な思考で購入したのが、このivis HG21であった。
頻繁には使用しないこともあり、購入後4年程経つが、故障することもなく未だに現役だ。
120GのHDDを搭載しているので、最高画質であってもどんどん撮り貯めることができる。
HDD搭載型は、過去に撮り貯めた画像を引き出しやすいという点が利便性の1つでもある。
撮影後に映像チェックしていると、ついつい過去に撮り貯めた画像に見入ってしまうことがある。
メディアに移すとそのままお蔵入りということもある訳で、再度見てこその記録映像なのだろうなと。
そういう意味においては、HG21を選んで正解であった。
記録容量を気にすることなく撮りたい時にさっと撮れるという点は便利である反面、ついついバックアップを怠りがちになってしまうという問題点もある。
(多くは自分が面倒臭がりという点に起因している訳だが)
フラッシュメモリと比較して、HDDは耐衝撃性に劣っているので、外で使用することの多いビデオカメラに搭載する記録媒体としては不向きといえるだろう。
加えて重量があるのもマイナス点。
いつかはデータが飛ぶ危険性があるので、記録映像をPCにバックアップしようと何度か試みてきたのだが、フリーズしてばかりで頭を悩ませてきた。
そうはいっても記録映像は増える一方なので、ここは時間をかけて解決を試みた。
これまでは、付属品のソフト(ImageMixer3 SE)とUSBケーブルを使って記録映像をPCに吸い出そうとしていたのだが、USB接続時に本体を認識したりしなかったりという不安定さがあった。
認識した場合でも、ImageMixer3 SE経由でデータコピーしようとするとすぐにフリーズしていた。
PC側ではHG21がリムーバルディスクとして認識されるので、映像フォルダごとコピーしてみるのだが、転送速度が激遅で一向にコピーが終わらず。
HG21側のアクセスランプを見ると、約30秒毎に瞬間的に点灯するくらいで、継続的なデータ通信が行われていないない様子であった。
USBドライバが未成熟?、ImageMixer3 SEのバグ?、USBケーブルの不具合?、HG21のHDDの転送速度の問題?
可能性が多すぎて原因が特定できなかったので、取り敢えずImageMixer3 SEをアンインストール、USBケーブルを別途購入してきた物に交換して、映像フォルダごとコピーする方法で試してみたところうまくコピーすることができた。
最近のビデオカメラでは、記録媒体には内蔵フラッシュメモリ、メモリカードを使用している製品が多く、データのバックアップという点ではHDDよりも手軽さや信頼性があるといえだろう。
メモリカードの大容量・低価格化が進んでいるので、信頼できるメーカー製のカードを使いさえすれば、今となってはHDD搭載機に拘る理由が見当たらない。
今や時代遅れの機種になってしまったが、手軽に綺麗にたくさん撮ることのできる本機。
1台目としてはまずまずの選択であったのかなと感じている。
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購入金額
90,000円
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購入日
2008年09月06日
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購入場所
ケーズデンキ
KoSさん
2012/08/12
一応、一年ほど前にファームウェアのアップデータが出とるね。
yachさん
2012/08/12
ファームウエアの情報ありがとうございます。
さっそく当ててみます。