RadeonシリーズのローエンドチップHD6450を搭載した玄人志向製グラフィックカード。
ローエンドといっても同社APUの登場やIntelのCPU内蔵グラフィックの強化に対抗するために前世代の5450に対して性能を底上げしている。
その後Radeonシリーズのローエンドモデルはなかなか出なかった(というかAPUが置き換えになった)というのもあり、2011年5月発売のチップながら2017年現在も普通に新品が流通している。さすがに今回登録するRH6450-LE512HD/HS自体は価格比較サイトにものっていないが。
基盤はロープロファイルサイズで出力はDVI/HDMI/D-Sub。ファンレスのヒートシンクを持ちVRAMはDDR3 512MB。まさに典型的なローエンドグラフィックボードのカタチ。
HD6450自体発熱・消費電力共に控えめなのでファンレスでもあまり熱に対してシビアになる必要が無く、電源容量なども気にせずにHDMIの追加や外部GPUならではの動画再生支援が行える。なので旧型のロープロPC等との相性がいい。
一方その3D性能はIntelHD3000にも負ける始末なので最近のCPUとの組み合わせをするとグラフィックボードを挿したのにオンボードより性能が下がったなんていうオチまである。
別VGAレビューでまとめてデータをとったので掲載するが、一番下のCorei7内蔵HD4000と比較すると明らかにHD6450のスコアは低い。そしてアイドル消費電力は増える。
しかし性能が落ちる分負荷時の消費電力はHD6450を挿した時のほうが低いという性能に続いて消費電力まで逆転現象が起きてしまった。
こちらはもう少し後にとったGeForce系ローエンドやIntel/AMD内蔵GPUとの3Dmark06比較。
さすがに設計が古く「ローエンド」の基準がだいぶ上がったのでGT710と比べると大差がつく。それどころかSkylake相手だと最も廉価クラスになるPentiumG4400内蔵のHD510に対しても大きなスコア差がついている。当時のローエンドとしてはかなり底上げが図られた性能だったとはいえ今となっては旧型環境以外での出番はない。
2年ほどオンボードグラフィックの無いP45マザーとCore2Duoを搭載した家族用パソコンに組み込んで使用していたが、それもSkylakePentiumに置き換えてしまい、常用PCでオンボードグラフィックを持たないものがLGA2011系のみになってしまったので出番終了。 しばらく放置してたが古いゲームを動かすWinXPマシン(スリム型)に使おうかな状態。
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購入金額
0円
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購入日
2012年11月頃
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購入場所
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