以前このシリーズの100GBモデルは入手していて、とりあえず次期Webサーバーのセットアップが出来るよう、OSのインストールだけ終わらせてあります。
どうせ高性能なPCでは使わないということで、速度性能よりも耐久性を重視して選んだ製品なのですが、実はこの100GBモデルはそれほど大した耐久性ではないのです。
Intelのリリース時の発表によると、4KB書き込みにおける寿命は100GBが500TB、200GBが1PB、300GBが1.1PBとなっていて、先に100GBモデルのレビューで書いた通り、気の利いた250GBクラスの製品と比べても優位はありません。
そこでシリーズ中でも耐久性能が最も上であり、容量的にも最上位となった300GBモデルが特売で出て来ましたので、買っておくことにしたのです。
速度は旧世代だが価格面では優位
今回の特売品となっていたのは茶箱入りのものでした。もっとも、この製品は100GBモデルを除き受注品という扱いでしたので、恐らく全てこの形で販売されていたのだと思います。
外見上は見慣れた100GBモデルと同じです。当然ですが。年始の新春特価ではもう少し安く売られていたようですが、これ1個を買いにいっても交通費等で元が取れませんでしたからね。
この製品は端的に言ってしまえばIntel SSD 320ベースのエンタープライズモデルという位置付けですので、当然ながらSATA2(3.0Gbps)までの対応ですし、速度も奮いません。
シーケンシャル時のRead 270MB/s、Write 210MB/sという辺りはSATA2モデルとしては十分といえる水準ですが、4KBランダムの場合にはRead 38,500IOPS、Write 2,000IOPSと今時の水準からはかなり見劣りします。実用上のスピードという意味ではIntel SSD 320も意外なほど優秀でしたので、この製品でも遅さが気になるようなことはそうないと思いますが。
それでも、通常のPCに組み込むよりはサーバー用途のPCに組み込む方が適切なSSDではないかと思います。容量単価で見れば充分お買い得ですし、300GBモデルであれば耐久性でも水準には達しているといえます。
なお、Intelではこのシリーズで20%のオーバープロビジョニング領域を確保することで性能や耐久性が向上する(性能は4KBランダムライトで2,400IOPSに向上、耐久性は4KBライト時で1.1PB→1.5PBに向上)と説明しています。300GBモデルであれば、20%確保しても240GB残る計算ですので、現実的といえるかもしれません。
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購入金額
10,990円
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購入日
2015年01月12日
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購入場所
BUY MORE秋葉原店
CLWさん
2015/01/18
jive9821さん
2015/01/18
この日は開店5分前で1番乗りでしたので、あっさり買うことができたのですが、混雑する日だとなかなか難しかったのかもしれません。3が日特価の8,990円の方が強烈なインパクトですが、この辺りまでなら十分お買い得かな、と。