レビューメディア「ジグソー」

PCとの接続にエライ手間取りました・・・

今までPCにはサウンドカードを入れて
キーボードのハブを経由して音声を出力させていました。


ただ、最近はPS3経由で動画や音楽を鑑賞することも多くなってきて
家のサウンド環境のアップグレードを考えていました。
そんな時にこれを見て、
”これなら家のサウンド環境を統一できて
 おまけにアップグレードできるんじゃね?”と思いつき、半ば勢いだけで購入しました。
・・・ええ、完全な衝動買いですw

一応、サウンド環境がイカレると面倒なので
購入時にワランティマートの物損付延長保証ダブルプロテクトも付けての購入です。
#使ってないのでわからないですが
#自然故障で5年保証が持つのは結構いいんじゃないのかなぁ、と思います。

開封してみると内容物は以下のようになっていました。
内容物一覧
内容物一覧

オーディオプロセッサ
オーディオプロセッサ

ヘッドホン本体
ヘッドホン本体

ちょっと気になったのはHDMIケーブルが付属しないこと。
#光デジタル角型プラグ (TOS-Link)は一本ついてくるのに・・・
HDMIの多系統入力をウリにしているなら
出力の部分のHDMIケーブルは用意してもいいんじゃないのかと思いました。
HDMI入力が3系統もあるのに・・・
HDMI入力が3系統もあるのに・・・

まずは動作確認ということでPS3と接続。
PS3の出力設定を変更、以下のゲームで試して見ました。


#このゲームを選んだのはゲーム自体で音声の設定を変えられること
#7.1ch出力に対応しているためです。
・・・おおう、こりゃスゲェ。テレビの出力と迫力がぜんぜん違う。
後ろの車が左右どちらから近づいてきているか判別できるのにはちょっと感動しました。
エキゾーストノートも迫力満点です。
ただ、MR車の音が妙に引っ込んでしまうのはちょっと引っかかりましたが
全体的には擬似でもサラウンドは表現できているように感じました。
今回のゲーム以外でも
FPSなんかでもかなりイケそうな感じは受けましたね。

次はPCとの接続。
上記のサウンドカードには光出力端子があるので単純に繋げばいい・・・とは行きません。
PC側にはちょっと一手間が必要です。
というのも、本製品のプロセッサには出力可能な音声フォーマットが決まっているので
それにPC側の出力を合わせてやる必要があります。
まずは、サウンドカード付属のDTSエンコーダをインストール、
オーディオコントロールパネルからDTSパススルーを設定。
その後、サウンドの設定で”スピーカ”を既定のデバイスにすればOKです。
サウンド設定
サウンド設定

・・・自分は当初こうはなりませんでしたが。
本製品とはあまり関係ない内容なので、経緯は最後に記載します。

音はPS3と同様、結構迫力があります。
音源がMP3でも結構音場が広がったような感じを受けました。
(これで聞くとMP3のビットレートの違いが表に出てくるようになった・・・のは気のせいか?)
サウンドカードのエフェクトも効いているようで設定次第ですが
表現に関しては結構幅があるように感じます。
低音はちょっと弱いかな、と思ったのでバスブーストでレベルを上げて使っています。

で、最後にいくつかヘッドホン自体で色々と。
<良い点>
 ・頭に装着するだけでヘッドホンとプロセッサの電源がONになる
   逆に頭から外すと電源はOFFになりますし、非常に便利です。
   プロセッサの電源も装着時にヘッドホン側で制御できます。
   関連して、プロセッサの入力もヘッドホン側で制御可能なので
   PCとPS3の入力切替は非常に便利です。

 ・音切れが殆ど無い
   無線LANと共用しても音切れがほとんどしないのは結構優秀だと思います。

 ・メガネ装着時に使っても問題なし
   自分はメガネをかけているのですが、
   長時間つけていても耳のあたりが痛くなる事は無いです。
耳と接する部分は結構柔らかい
耳と接する部分は結構柔らかい


 ・結構ハイパワー
   家の中での移動程度なら(多少音切れはするものの)十分聴けます。
   まあ、家の中でこれを付けて歩くのにはちょっと抵抗がありますがw

 ・質感が全体的にいい
   性能とは全く関係ないですがw

<悪い点>
 ・充電しながらの使用ができない
   まあ、以前のものではできていたようですけど・・・
   電池が結構持つのでこういう仕様にしたのかもしれません。

 ・ヘッドホン側のスイッチがわかりにくい
   ちょくちょく押し間違えます。
   形を変えるなどの工夫が欲しかった。
ボタンは3個付いている
ボタンは3個付いている


 ・電池が内蔵式で、交換できない
   これはちょっと大きい。
   交換のたびに使えなくなるのは結構痛い。

 ・長時間つけると結構しんどい
   自分は首と腰に来ましたw
   別に重さは感じないので、慣れなんでしょうね。

金額的には結構しますが
家庭の事情などでサラウンド環境が作れない人(ほとんどの人がそうでしょうけど)にとっては
結構いい感じのアップグレードになるような感じは受けました。
自分としても、(多少手間はかかりましたが)
結構納得の行く買い物だっと思っています。


■PCとの接続トラブルについて

なぜか上記設定でもヘッドホンから音が出力されませんでした。
サウンドの設定で”SPDIFアウト”を指定すれば音は出るんですが
プロセッサから見るとDTSで出力していない(多分Linear PCMかな)様に見えました。
サウンドカードのサポートに聞いてみると
”環境が悪い”、”こちらではわからない”の一点張り。
一週間程度せっついたですが(その間もクリーンブートなんかも試したが改善されず)
いい加減面倒になってきてOSを再インストールを実施すると同じ現象が・・・
#再現した瞬間にサポートに対しぶち切れそうになりましたね
手順は以下のような感じ。
 1.OSをインストール

 2.Intel AHCIドライバをインストール、再起動

 3.Windows Updateを実施、再起動

 4.本製品のドライバとDTS Connectパックをインストール、再起動
    ※DTS Connectパックはサウンドカード付属のDTSエンコーダ
      インストールするとオーディオコントロールパネルに組み込まれる
        
DTS設定画面
DTS設定画面

特に変わったことをしているわけではないのでもう一度実施してみると・・・
今度はDTSで出力されているし、なんか成功したっぽい?
ただ、前回と同じ手順ではなくて上の3と4をひっくり返して実施してるので
現象としてはWindows Updateで入れたモジュールと
サウンドカードのソフト群が不整合でも起こしているのかな、と言った感じです。
まあ、自分の環境に悪さがあった点はたしかにあったと思いますが、
サウンドカードのソフト群のあまりの質の悪さ(テストやってんのか?と本気で疑う)や
サウンドカードメーカーのサポートの対応の悪さが際立った一件でした。

#なんで、サウンドカードのメーカーばかり問い合わせているのかというと
#実は購入前からSonyのサポートとやり取りをしていて
#PCとの接続はサポートしないという案内があったためです。
#なんでサポートしないかは納得できない理由でしたが・・・
  • 購入金額

    30,000円

  • 購入日

    2012年02月28日

  • 購入場所

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