パッケージはサイズ製品を使った事がある方ならわかる、いつものデザインです。
付属品はファンコンとしては十分ですね。温度センサーも付いていますが、個人的には温度センサーまで付けるとケース内の配線がゴチャゴチャし過ぎるので使いません。
ファンケーブルは各チャンネルの識別シールが貼られており、またPWMにも対応しています。PWMのファンをケースファンとして使いたいという場合も変換ケーブル無しで対応できるので、この点は小さいながらも非常にあり
がたいです。
全体はこんな感じです。商品名の通り、一般的なファンコンに見られる回転数調節用のダイヤルがありません。
蓋を開けるとこんな感じです。
正面からです。蓋は光沢のあるパネルで一見すると液晶画面が見えないように感じられますが、実際は黒の半透明で液晶の表示も見えます。
内部のボタンは左から、液晶表示のオン/オフスイッチ・各チャンネルのファン回転数調節ボタン・ミュートボタンとなっています。回転数に関しては、30rpm毎の調節です。ボタンに関してはダイヤル式の物と比べると、すこし操作しにくいです。
このファンコンは液晶付き4チャンネルのものとしては3000円以下という値段で割安ですが、そのぶん各所にコストダウンが見受けられます。
フロントの内部やサイドのパーツがスチールではなくプラスチック製なので、安っぽさが感じられます。
リアには、ファンケーブルコネクタや電源コネクタ、スピーカーなどがあります。
赤い部分はディップスイッチで、温度センサー検知した温度が何℃に達した時に警告音を発するかを設定できます。
ファンコンを上から見た写真です。気になるのは、一般的なファンコンに比べ奥行きがある事です。奥行きは約8cmあります。この原因は写真をみて分かるとおり、液晶の基盤とメイン基盤のスペースが空いている事だと思います。特に遮るものも無いので、なぜこのスペースがこれだけ開いているかは謎です。
プラスチックパーツが使われているためにコストダウンされていると先述しましたが、扉のフレームは金属製で剛性は高いです。
ただ、本体と扉をつなぐラッチ部分はプラスチック製で、耐久性にたいする不安はあります。頻繁に開閉するのは避けた方がいいかもしれません。
あと、このファンコン最大の短所は、液晶の視野角がかなり狭い事です。詳しくは動画をご覧ください。
上下や左右から見えにくくなるのは仕方がないにしても、正面からが非常に見えにくいです。逆に少し上から見ると、くっきりはっきり見えます。PCケースをどこに置いているかによって、液晶の見え方が大きく違ってきます。
この商品の総評は、『機能は同社の5インチ風シリーズと遜色ないが、パーツや液晶の品質が値段なり』です。単純にファンコン機能を使いたい人にはオススメしますが、PCにゴージャス感を出したい人にはオススメ出来ません。
まぁ、フロントドアがあるケースでダイヤルがあるファンコンは使えないというケースでは、こういうファンコンを使うのもアリですね。
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購入金額
2,856円
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購入日
2012年04月26日
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購入場所
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