1990年にセガから発売されたメガドライブ用のパズルゲーム（移植作）。

『コラムス』は、元々は1990年に稼動を開始したセガのアーケードゲームであり、本作はそのメガドライブ版です。当時流行の兆しを見せていた落ち物パズルのひとつに数えられ、基本ルールは次のように説明できます。

1. 縦に並んだ3個1組の宝石が落ちてくる
2. ボタンを押して宝石の順番を入れ替える（横には回転できない）
3. 縦・横・斜めに同じ宝石を3つ以上並べて消し去る
4. 宝石を消した影響で、積んでいた他の宝石が消えることもある（連鎖システム）

「連鎖システム」はぷよぷよシリーズでもお馴染みですが、『ぷよぷよ（旧ぷよ）』が1991年の登場になりますので、それより早い『コラムス』が元祖になるかと思います（もし間違いであればコメントにてお知らせください）。また、「魔宝石」という特殊な宝石が存在し、これは最初に触れた宝石と同じものをすべて消し去る効果があります。上手く活用できれば起死回生を狙える手段にもなり、従来の落ち物パズルには見られなかった要素と言えるでしょう。

ダブルス（オリジナルゲーム）

残念な点は、対戦プレイができないことです（二人同時プレイは可能ですが、対戦プレイではありません）。とは言え、メガドライブ版ではオリジナル機能として、交互に宝石を処理する「ダブルス」が搭載されていたり、「フラッシュコラムス」というミッションクリア型のゲームを遊ぶことができます。知名度は今ひとつかも知れませんが、パズル好きの方であれば満足できる作品ではないでしょうか。

フラッシュコラムス

■ シリーズ作品

■ 同時期の落ち物パズル（登場順）

※2014年02月23日現在、以下のバーチャルコンソールが配信されています。

• Wii版