The Official Music Of The XXIIIrd Olympiad Los Angeles 1984~邦題L.A.オリンピック公式アルバム、というこのアルバムは1984年の第23回(夏季)オリンピック大会のテーマソング集。それまでオリンピックのテーマソングというものはオーケストラが奏でるファンファーレや行進曲風のもの、と相場が決まっていたが、この大会は違った。各競技でその時代の売れっ子ミュージシャンがテーマソングを手がけたのだ。ジャンル的にもポップス~ロック~フュージョンと娯楽系の音楽。ただこのことがこの大会を「スポーツ選手以外には国別のメダル数しか興味を抱かせない」というような閉じられた祭典だったものを、一気に大衆化してオープンにした。オリンピックのテーマとも言える「Bugler's Dream」こそFelix Slatkinの指揮で荘厳にはじまるが、そもそも23回大会のメインテーマが映画音楽の鬼才John Williams(スター・ウォーズやE.T.で有名)だ。ボクシングのテーマはTOTOが、マラソンのテーマはForeignerがそれぞれインストで手がける。では全てボーカルレスかというと、全然そんなことはなく、チームスポーツのテーマ(Loverboy)や陸上トラック競技テーマ(Giorgio Moroder)は完全にアメリカンロックボーカルなんですけどw。そうかと思うとバスケットボールテーマのBob Jamesはドリブルのような音をリズムに取り入れたノリの良いフュージョンだし、水泳のChristopher Crossはザ・AOR。
流石にここまで詰め込まれるとちょっと統一感はなく、とっちらかっているンだけど様々なアーティストがそれぞれの競技のイメージを受け取って作ったオリジナル曲だけあってどれもこれもレベルは高い。
cybercat的には当時(今もか)大好きだったTOTOのトラックがあるので購入。時期的には大ヒットアルバムTOTOⅣの後で、オリジナルメンバーのボーカリストが抜け後任を探していた頃。このアルバムの収録曲がボーカルレスだったのはそのせいだったりして。
長くレアトラックとして知る人ぞ知る、だったけど先日出たTOTOの集大成的ベストアルバム“IN THE BLINK OF AN EYE 1977-2011”に収められた。この公式アルバムも手に入りにくくなっているので、故Jeff Porcaroのパワードラムに載せてSteve Lukatherが弾きまくる!この曲が日の目を見たのはうれしいな。
【収録曲】
1. Bugler's Dream (From Charge Suite)
2. Nothing's Gonna Stop You Now (Team Sports Theme)[Loverboy]
3. Reach Out (Track Theme)[Giorgio Moroder]
4. Courtship (Basketball Theme)[Bob James]
5. A Chance For Heaven (Swimming Theme)[Christopher Cross]
6. Moodido - The Match (Boxing Theme)[TOTO]
7. Olympic Fanfare And Theme[John Williams]
8. Grace (Gymnastics Theme)[Quincy Jones]
9. Power (Power Sports Theme)[Bill Conti]
10. Street Thunder (Marathon Theme)[Foreigner]
11. Junku (Field Theme)[Herbie Hancock]
12. The Olympian - Lighting Of The Torch[Philip Glass]
まずTOTOのボクシングテーマ「Moodido - The Match 」
完全に「ソノ」世界のChristopher Cross、水泳テーマ「A Chance For Heaven」
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購入金額
3,500円
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購入日
1986年頃
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購入場所
UDさん
2011/11/14
はにゃさん
2011/11/14
たしか熊。
cybercatさん
2011/11/14
>3D動画見た後の眼だと、登録画像が気持ち悪いですw
言われてみれば中途半端な3D映像に見えなくもない...ww
cybercatさん
2011/11/15
>オリンピックキャラクターっていうと、モスクワ(1980)もあったと思います。
そういわれればそんな気もしてきた。