フェィセズの解散発表とほぼ同時に発売されたベストアルバムはそんな内容。
評価の高かった彼らのライブの重要なレパートリーをぎっしりと収録。
けっして飛ばして聴いたりする事が出来ない名曲の数々をライブハウスで聴いているようなアルバム。
代表作の「OOH LA LA」や「STAY WITH ME」、ツェッペリンがやりそうな「AROUND THE PLYNTH」。
この時代でここまでR&Bやブギーを体現できたバンドって、そうはいなかったのではないでしょうか。
巧みな演奏技法とか緻密な音の構成とか、彼らの音楽には評論家たちに称賛されるべき事の何ひとつも存在していないような気がする。
根っからのR&B好きなんだけれど、ノリに乗ってくると目立ちたがって羽目ばかり外し、しまいにはドタドタドタ・・・・・と演奏するのをやめちゃう・・・みたいな適当加減さが私は好きです。
まぁその辺は、ジェフ・ベック・グループからやって来た陽気な酔いどれコンビ、ロン・ウッドとロッド・スチュアートが持ち込んだ、もともとのSMALL FACESにはなかった明るさですね。
金髪が大好きで奥さんとっかえひっかえしている、ちょっと軽薄そうなラヴ・バラードのおっさん・・・ってイメージが一時濃かったロッド・スチュアート。
あのしゃがれたハスキーな声で最高のロックを聴かせてくれます。
不世出のヴォーカリストのソウルがここに存在しております。
隣でスライドギター決めまくるロン・ウッドもとっても楽しそうにプレイしております。
こちらも80年代に琴似のレコレコで試聴して即買いした1枚。
10年くらい前にCDで再購入しました。
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購入金額
2,600円
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購入日
2000年頃
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購入場所
退会したユーザーさん
2011/11/05
R&Rのひとつの特徴かもしれません(w
ロン・ウッドとロッド・スチュアートの加入で
音に突き抜けた感がありますね(・・b
軽いのりといってしまえばそれまででしょうが
これくらい楽しんで音を出すのであれば
それもありかなと思います(・・b
vingt-et-unさん
2011/11/05
スモール・フェイセズとはまったく系統の違ったサウンドになっておりますね。
フェィセズのファーストは、どちらかというとロニー・レイン主導で作られたアルバムなので、ここまで突き抜けておりません。
それはそれでまたブリティッシュらしさがよく出ていて好きです。