婚約解消され、婚約指輪も結婚指輪も返されて、結納金も戻ってきました。
悲しいのと、切ないのと、むしゃくしゃするのと、、、そういった感情がグチャグチャになって整理つかない状態でした。
気持ちをモノで満たそうと、以前から欲しかったコレを買いました。
機械式時計は男の一生モンだと思っていますが、特にクロノグラフモデルは、そのメカメカしいデザインが心くすぐりますね。
中でもROLEXのデイトナは誰もが納得の一本だと思います。
私もそれが欲しかった(今でも欲しいです)のですが、当時の定価約70万円に対し、プレミアが付いてる市場価格100万円以上、という状況が許せなくて(それでもいいから欲しい!とまではならないのです)、当時のモデルRef.16520に搭載されていたエル・プリメロの元々の製造会社であるZENITHの時計ならいいじゃないか(そっちの方が本家じゃないか)、という気になっていたのでした。
そのZENITHも徐々にブランディングを強くしていた頃で、店頭での販売価格(定価そのもの)も見る度に上がって行っている状態でした。
私が購入したのは、ルイヴィトンでお馴染みのLVMHグループ傘下に丁度入って、ブランディングの練り直しをしようとしていた矢先の頃で、今にして思えばギリギリセーフだったと思っています。(ZENITHらしさが残っていた)
ROLEXがデイトナにエル・プリメロを搭載するにあたり、耐久性と精度の問題から(クロノメーター規格を通したかった)敢えて毎時2万8800振動にビートを落としたCal.4030をオリジナルのCal.400ベースで作り直しているのに対し、
ZENITHのエル・プリメロはあくまでもオリジナルの毎時3万6000振動というハイビートのままなので、
その細かい刻みの音を聞くだけでも気持ちがいい。
世界一の自動巻きクロノグラフ・ムーブメントである、エル・プリメロ。
男なら、コイツは一本持ってなきゃ。
そう自分に言い聞かせ、エイヤ!と買ったのがコレです。
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購入金額
424,000円
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購入日
2004年05月15日
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購入場所
千野時計店
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