持っていることさえ、すっかり忘れていましたが、昨日旅行用の、鞄整理していたら、出てきました。
日本円で、2,000円弱位ですね。
フィリピンでの私の年収は、60万円位で、フィリピンの通貨で約30万ペソです。 最低賃金は地域や職種によって違いますが、最も高いマニラ首都圏でも大体1日400ペソ前後(=800円位)。 1ヶ月23日働くとして約18,000円位です。 大卒の初任給でも2万円位でしょう。
フィリピンの場合はボーナスも含めて年間13ヶ月分の給与の支払いが義務付けられていますから、(=13ヶ月目はクリスマス前に支給)2X13=26万円となります。 勤続年数や昇格等により給料は上がりますから年収30万円位が、平均だと思います。
ただこの平均はあくまでも「勤労者の」という注釈が付きます。
ですから、この紙幣10枚が、平均的に1か月の給料です。
余談
フィリピンで、高いのは、電気代ですかね。
ビックリするほど高いか?と言われると正直なところ返答に窮します。 というのは、日本と較べるとまだまだ安いと思います。 ただフィリピンの他の物価、特に人件費、フィリピンの一般勤労者の所得水準等に比較すると相当高いと思います。
フィリピンの中流家庭で月収が4万円位(=年収50万円前後)として、エアコンが1台ある位の場合で、毎月の電気代は1500~3000ペソ(=3000円~6000円位)でしょう。 4~6月頃は暑いので夜寝る時にエアコンを使いますから当然電気代は高くなります。 平均月収の約1割位が電気代の支払いに回る事になります。 もう少し低所得層でエアコンや冷蔵庫が無ければ電気代は1ヶ月1000ペソ(=2000円)にもなりません。
一部の日本人のように日中、居間でもエアコンを使う場合には1ヶ月で1万ペソ(=約2万円)を超える場合もあります。私の様に(笑)
電気代が高いという話のついでにフィリピンで高いものの話をしておきます。
日本人がフィリピンで生活してみて他の物価に較べ、相対的に高いと感じるのは車とガソリン代が挙げられます。 車は日本の自動車メーカーもフィリピンで生産していますがフィリピンのマーケット自体が小さいので生産する車種も非常に少なく、それでいて値段は日本と較べてもそんなに安いとは言えません。
グレードによっても違いますが1600cc位の新車で大体1ミリオンペソ(約200万円)といったところです。
ガソリン代も日本よりは安いですが今は大体1ℓ55ペソ(約110円位)はします。
一人当たりの国民所得はフィリピンは日本の大体20分の1と言われていますからこれを単純に「生活実感としての物価」に当てはめてみますと、フィリピン人は1台4000万円!(200X 20)の車を買い、1ℓ2200円!のガソリンを入れて走っている計算になります。 勿論これは極論ですが、フィリピンの平均所得レベルから見ると、これだけ高額に感じられるという事です。 一般庶民の場合、新車を買うのも殆どローンでその金利も相当高いですから、彼らの給料や生活状況を考えると空恐ろしい感じさえします。
それでいて相当見栄っ張りな国民性なので、近所の人が買えば自分も無理に背伸びしてでも買ってしまうという現実があります。 勿論、途中でローンが払えなくなって銀行に押さえられる車も沢山あります。 車だけでなく家も同様です。 困ったものです。
因みに、タバコのマルボロが、30ペソ ビールはスーパーで、30ペソです。
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購入金額
2,000円
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購入日
2011年頃
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購入場所
タコシーさん
2011/11/14
800円/日というのは驚きです
もう少し良いのかと思いました
海外で生活する年金生活者がいるのも宜なるかな...(;´_`;)
まあしかし、そうはいっても、その国のリソースを使わせてもらっているんですよね。
こういう文章は体験者でないとかけませんね 貴重です。