首都高といいつつ名古屋と大阪も舞台として追加されており、首都高は今までのシリーズに準じたBGM、名古屋はユーロ・テクノ調、大阪はファンキーなロック風とそれぞれイメージが異なっている(ゲーム中では曲の入れ替えが可能だが)。
そもそもコース毎に曲が割り振られる事が多いレースゲーの中で「首都高バトル」はボスクラスの走り屋になると専用登場曲&バトル曲まで持っているので、レースゲーとしてはかなり曲が多い部類になる。
特に迅帝戦に使われる「Battle of The Empire」や、首都高の亡霊戦の「No Way Around~SpeedMonster」はレースゲームというよりRPGのボス戦のような物々しい曲に仕上がっている。
バラエティに飛んだ多数の曲を収めているのだが、サントラではその曲数の多さが仇になり、1時間10分で53トラックを詰め込んでいるという恐ろしい結果になっている。
一般曲は長くて二分、大半は1分台前半という短さ。まあ一応1ループは収録されているということなのだろうが、通しで聞くとめまぐるしく曲が切り替わってしまう。
ただ前作「首都高バトル0」のサントラでは省かれていた敵車登場デモの曲も収録されているのはうれしい。それだけになお更、値段が高くなってもいいから2枚組みにしてほしかった…
ゲーム中で一定の条件を満たすとこっそりかかる「隠し曲」のヴォーカル3曲はしっかりフルバージョンで収録されているので安心。
この隠しVo曲、実は主にギャルゲー系の曲を手がけていた音楽制作集団“feel”の手によるもので、オマケと侮れないクオリティを持つ。特に名古屋ステージの隠し曲「Flash」はアップテンポで何処と無く90年代チックな雰囲気を持つ個人的にお気に入りな1曲。さりげなく“feel”のベストアルバムでも収録されている、文字通り「隠れた」良曲といえるでしょう。
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購入金額
2,660円
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購入日
2008年12月頃
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購入場所
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