レビューメディア「ジグソー」

懐かしい筐体

ポケットポストペット外観
ポケットポストペット外観

当時、ほぼ定価で買いました。
docomoの携帯電話につないで、ネットに接続したり、メールをやり取りしたりできる
「ポケットボード」のポストペット版です。

タッチペンと接続ケーブル
タッチペンと接続ケーブル

中を開くと、液晶画面とキーボードがあります。
液晶画面は、タッチペンで操作でき、タッチペンを使って、ペットを撫でまわしたり、
風呂に入れたり、餌をやったり。
おやつをやる!
おやつをやる!

タッチペンでなぐる!
タッチペンでなぐる!

DSがある今は当たり前の仕様ですが、なんか画期的でした。

キーボードも少し小さいですが、パソコンと同じ配列なのでとても使いやすい。

ポストペット画面
ポストペット画面

液晶に赤い筋が入ってますが、購入当時からのもので、返品作業が面倒でそのまま使ってました(汗

******** 主な仕様 ***************
ポポペについて(ちっちゃいCEマシン”ポポペ”)より転載

表示方式: 3.2型、4096色カラーSTN液晶、バックライト
画素数320×240ドット

CPU:VR4121

メモリ:
ROM 16MB
RAM 8MB(ユーザーエリア2MB)
カードスロット(マルチメディアカード)

外観仕様:
外形寸法 幅153×奥行き94×高さ35mm
質量 約315g(バックアップ電池含む)

電池パック:
専用リチウムイオン充電池(本体内蔵)
電圧 3.7V
費電流 データ通信時 約300mA アプリケーション操作時 約240mA

バックアップ電池:CR2032リチウム電池

充電時間:6時間程度
(動作用充電池の消耗表示が出たとき、すぐに電源を切って、常温(25℃)で充電を開始した場合)

動作時間:
約5時間(満充電された電池を使用し、バックライトの輝度が最小の状態で、「メールを書く」画面において、連続入力(1分間に60文字入力)をおこない、その後10分間放置する操作を繰り返した場合に、メインバッテリの残量警告のメッセージ表示が出るまでの時間(環境温度25℃))
約3時間(携帯電話でのデータ通信を連続しておこなったとき)
※ 動作時間は充電池の充放電サイクル進行・動作環境および使用動作モードにより変化します。
※ 電源OFF時にもメモリ保持のために動作用充電池は消耗します。

バックアップ電池寿命:
約1週間(動作用充電池の消耗表示が出た状態で放置したとき)
約5年(動作用充電池の消耗表示が出たとき、速やかに充電をおこなった場合)

****************************

WindowsCEの組み込みバージョンが搭載されているため、価格が下がったころにCEマシン化して持ち歩くのが、一部で流行っていましたね。

今ならスマートフォン1台で済むんでしょうけども、モバイルPCも高かったし、これを改造すれば
メモ帳にも表計算にもゲーム機にもなる手軽な機器が手に入るということで、
当時はもてはやされました。

一つ難点は、マルチメディアカードを使用しているという点ですね。
今ではほとんど見かけないですよね。…知らない人もいるんじゃないかしら。
内臓ROMのバージョンによって、使えるマルチメディアカードに違いがあったりとか、微妙に扱いづらい。

赤外線ポートがあるので、改造すればそこでやり取りできなくはないみたいです。
が、、そこまでするのもなぁ。


【企画:「いまさら」ポポペ(ポケットポストペット)をCEマシン化してみる】
では、ポポペをWindowsCE化していきましょう。
ポポペ裏側
ポポペ裏側


(1)準備するもの
・ポポペ
・マルチメディアカード(MMC)
・MMCを読めるパソコン
SDカードは、MMCとスロットを共用できるように設計されているので、SDカードが入れば読めます☆

ここで問題はやはりMMCですね。
ポポペ本体ROMのバージョンが4403
(シリアルの真ん中5桁が0AE0B => XXXXXXX-0AE0B-XXXXXX)
ならば、大体のMMCは問題なく動きますが、それ以外の4300もしくは3909ROMでは動かないことがあるそうです。

***********************************************************************
2002年9月時点の4300もしくは3909ROMで動作可能なMMCの一覧
ROMバージョンとMMCについて(ちっちゃいCEマシン”ポポペ”)より

メルコ RSMC-64M/RSMC-32M
IOデータ PCSMMC-32MS/PCMMC-16MS/MMC2-64M/MMC2-128M
日立 HB288032SM1/HB28D032MM2/HB288064SM1/HB28D064MM2/HB28B128MM2

詳しくは上記リンクから***********************************************************************

(2)必要なソフト類をDL&解凍、ひとまとめにします。
PocketPostPet簡単CE化でさくっと簡単CE化のZIPを貰ってきます。

TillanoExplorer、SmallTweak、SmallMenu、ポケットメモ帳、tgetfile.dllの5つのソフトも、
ポケットポストペット向けソフトウェアスイートから貰います。

DL&解凍し、

 \CE
+- \Program Files
  | +- FrndBook.exe
  | +- texplore.exe
  | +- stweak.exe
  | +- smenu.exe
  | +- smconf.exe
  | +- pnotepad.exe
  | +- tgetfile.dll
  |
+- \R4100
   +- auto.bat
   +- submit.exe
   +- kabegami.bmp
   +- autorun.exe ← texplore.exeのコピーをリネームしたもの

という配置で置きます。

(3)MMCに入れます。
MMCに新規で「CE」というフォルダを作成し、その中に、(2)で作成したCEファイルの中身を、ごっそりMMCにコピーします。
その後、ポポペの電源をONにした状態で、MMCをポポペへ投入。

挿入後、少しするとTillanoExplorerが起動します。
TillanoExplorer起動
TillanoExplorer起動


(4)CE化の実行をします。
CE内のR4100フォルダ内にあるpppce.exeを実行します。
pppce.exe
pppce.exe

しばらく待つと「リセットします」というメッセージが表示されるので、 [OK]すると、ポポペのCE化が完了します。
リセット完了
リセット完了

※CE化後、MMCを挿したまま、電源をONにすると、TillanoExplorerが起動します。
気になるようだったら、後でMMCカード内の、\CE\R4100フォルダのautorun.exeを削除しておくとよいです。
壁紙だけの画面がスタート画面になります☆

お友達帳を押す
お友達帳を押す


これで、お友達帳をタップするとSmallMenuが起動し、そこから他のソフトも起動できるという、WindowsCEマシンの完成です!
  • 購入金額

    30,000円

  • 購入日

    2000年頃

  • 購入場所

    So-netネットショップ?

27人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (22)

  • かずや。さん

    2011/09/13

    ポストペット懐かしいw
    こんな筐体あったんですね!
  • はにゃさん

    2011/09/13

    それでは登録するとしましょうか!私のぽぽぺをwww
  • ふじしろ♪さん

    2011/09/13

    かずや。さん>
    あったんですw 若い人は知らないか…orz

    はにゃさん>
    ♪ナカマ♪(((*゜▽゜))八(゜▽゜*)))♪ナカマ♪
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