自分はあまりグラフィックボードの性能を求めるタイプではなく、どちらかといえば発熱や静音性を重視する傾向があるので、GeForceは9000番台をラストに手を出しておらず、ゲーム用PCもRadeonHD4670、HD5770、HD7770と順調にRadeon街道マッシグラ。750Tiが常用機で使う久々のGeForceになった訳だ。
ただその間もGeForceも触ってみたいという気持ちは残っていて、ひょんなことから入手する機会があったのでGeForce750Tiとの比較用も兼ねて手に入れたものがこのELSAの560Ti。
その結果見事に750Tiの引き立て役になってしまった上に、この後殆ど出番がなかったのだが、不安定になってきていたHD7770CFXの代用として投入したので改めて。
リファレンスデザインを採用した一般的な560Tiカードだが、ELSAなので(新品なら)サポート面で有利だっただろう。
性能もMMORPG向けとしては十分すぎるもので、TERAなんかは1個下位の550Tiが推奨カードとされていたくらいだから余裕をもってプレイできる。その分発熱と消費電力が大きめで、相応の電源容量とケースが必要になってくる。
出力はDVIx2にMiniHDMI。HDMIの使用には変換が必要だ。
補助電源コネクタは6pix2でカード後方にコネクタを持つ。カード長+αのスペースが必要になる。ただ後述する発熱の関係でなるべくスペースはあけたほうがいい。
ELSAと言えばこのカラー(リファレンスだけど)
個人的にELSAといえばこの青カラー。
以前ジャンク購入したGT240もそうだったが一種の憧れだった。この560TiもリファレンスクーラーにELSAらしい青ラインが入れられており、ハデなモデルが多い自作PC向けグラフィックボードでは異質かつオシャレ。
ただ残念な事にこれは紙シール。入手した時すでにファンの横から剥がれがでていた。
尚側面にはGeForceのロゴが入っており装着時の自己主張もOK。
十分な性能だが発熱が大きい 静音性は意外とOK
性能はミドルハイとして十分な性能。当時の価格を考えるとなかなかコスパのいい性能だった筈。
今回は比較対象が上位&新型が多いので悪意が出てそうなグラフになっているが、高画質なMMORPGはもちろん画質設定次第ではFPSもプレイできる。その他スコアや詳細な環境は下記参照。
実使用では、HD7770単発では心もとなかったゲームも負荷時の落ち込みが少なくパワーがある。GeForceらしいドライバ面の安定性も嬉しい。もちろんWin10対応ドライバもリリースされている。
またクーラーは意外と静かでおとなしい。ファンのサイズはボードの大きさのわりにさほど大きくないのでうるさいのかと気にしていたが杞憂だった。ヒートシンクの設計がよくできているのだろう。
しかしカード本体や周囲がかなり高温になり、隣接したカードどころか1スロットあけたカードが熱を貰ってアツアツになるほど。GPU温度自体は負荷の低い古いネトゲ(パンヤ)ですら65度程度。長時間のゲームプレイならケース全体のエアフローがしっかりしていないと、PC内部温度がいい感じでアップするだろう。
ドライバ面の安定性に不安があったが性能のわりに低発熱・低消費で扱いやすかったRadeonHD7770とは対照的。特に自分のHD7770のCFXは安定性に難がある個体だった上にそもそもCFXでは思うようにパフォーマンスが上がらないゲームも多かったので単発で安定感のあるグラフィックボードはやはりうれしい。
消費電力はさすがに高め。
HD7770どころかその2枚挿しCFXを越える。しかし最近のVGAらしくしっかりとアイドルは抑えており、常時電気と熱をばら撒くわけではない。
但し60FPSに到達した時点でそれ以上の負荷がかからなくなるカスタムメイド3D2では、GTX680以上の消費電力を叩き出してしまい突出して高い。やはり世代の古さか。
性能は今でも十分通用するのだが、この後GeForceのワットパフォーマンスが一気に上昇してしまった為、今あえて導入するかと聞かれたら微妙なところ。
何せこれもグラフにGTX680が入っている通りGTX680用にとったベンチ。ああまた当て馬か。
そもそも今回使ったのもHD7770CFX不調から別カード購入までのつなぎ扱いだったという…手元にパーツが溢れてるからこんな扱いなだけであって単品でみればぜんぜんいける。
余談だが、GPU-Zで取得できるASIC Qualityは81%と手持ちで確認した中では最高の値だったりする。やるなぁ。
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購入金額
5,000円
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購入日
2014年04月頃
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購入場所
個人売買
Kvartさん
2015/10/06
下小川さん
2015/10/06