レビューメディア「ジグソー」

手軽で明るくて使い勝手良好、しかもコストパフォーマンス最強

香港の美科(MeiKe)製のLEDリングフラッシュです。
4,980円という安価な価格で入手しました。
この手の安価な製品としてはGODOX RING48がありますが、下記の違いがあります。

・Flashとして利用可能
FC100は常時点灯およびFlashとして使用可能ですが、RING48は常時点灯モードのみとなります。
ホットシューのコネクタ位置の違いから、FC100にはNikon用とCanon用の2種類がありますので注意が必要です。

・明るさ調整
FC100は7段階で光量を調整可能ですが、RING48は調整不可です。

・バッテリーの本数
FC100は単3電池×4ですが、RING48は単3電池×2ですので、バッテリーの駆動時間はFC100の方が長いような気がします。

・対応するレンズの口径が異なる
FC100:55mm, 58mm, 62mm, 67mm, 72mm, 77mm
RING48:49mm, 52mm, 55mm, 58mm, 62mm, 67mm
72mmのレンズを持っている私としては、FC100の方がありがたいです。

・リングのサイズがコンパクト
RING48はリング下部にかなりの出っ張りがありますが、FC100はコンパクトです。

・LEDの数が違う
FC100は32LEDですが、RING48は48LEDです。
LEDの数はRING48の方が多いのですが、明るさはLEDの数だけでは決まりませんので、どちらが明るいかは不明です。
ただし、FC100を最高輝度にしたときは直視できないくらい眩しいので、実用的には問題ありません。

・保証
FC100は国内代理店もなく、並行輸入品が出回っているのみとなります。
このため、メーカー保証は1年ありますが、保証はほぼ絶望的でしょう。
その点、RING48は日本代理店が存在しますので安心です。


MeiKe FC100 パッケージ(Nikon Kit)
MeiKe FC100 パッケージ(Nikon Kit)
かなりコンパクトな外箱です。
中身はエアキャップの袋に入ったパーツが無造作に詰め込まれていましたw


FC100本体
FC100本体
ホットシューに装着するバッテリーユニット兼コントローラーと、レンズの先端に装着するLED Flashライトです。
LEDの数が少ないこともあって、Flashライトがコンパクトにまとまっているのがありがたいです。
RING48はどうもデザインがダサいのです…
操作はON/OFFを2秒長押しすることで電源のON/OFFが可能、PILOTボタンは動作確認用のテスト点灯、MODEでFlash→L→R切替、LIGHTボタンを押すと常時点灯になります。
左右のボタンは光量の設定で、SETボタンは意味不明です(マニュアルにも機能の説明が無い…)


装着用アダプタ
装着用アダプタ
レンズの先端にこのアダプタを装着し、Flashライトを装着します。
溝が切ってあるだけで、そこにFlashライトをはめるのですが、しっかり固定はされませんので、先端でぐるぐる回転可能です。
私の使っているAF Nikkor 28-85mmはフォーカスリングと連動して先端も回転するタイプなので、この仕様で助かりました。
ぐるぐると勝手にFlashライトが回転するので問題無くAFが使用可能です。


D90に装着
D90に装着
D90に装着した図です。
RING48よりもホットシューに固定するバッテリーユニットが大きいため、かなりごっつい印象を受けます。
ただし、重量はさほどありませんので、取り回しについては違和感はありません。


LEDライト近影
LEDライト近影
LED Flashライトです。
厚みはそれほどないので、28mmでもケラレませんでした。
RING48より圧倒的にコンパクトで、かつデザインもこちらの方が好みです。


電源ON
電源ON
電源をONにすると、現在のモードと光量インジケータが点灯します。
相当明るいLEDなので、関係のないところまで光が回り込んでしまっているのは値段相応というか。


ライト点灯
ライト点灯
点灯している状態。
かなり眩しいです。


最大光量テスト
最大光量テスト
最大光量で点灯してみました。
暗闇の中で撮影したように見えますが、部屋の電気も付けています(60W×4)ので、かなり明るいことが解ります。


MeiKe FC100 撮影サンプル1
MeiKe FC100 撮影サンプル1
ミシュランマンを使ってテスト撮影。
首に落下して折れた痕が見えますね…
かなりいい感じです。
ちなみに光量は明るすぎるので2段落としています。


MeiKe FC100 撮影サンプル2
MeiKe FC100 撮影サンプル2
OMRONのマイクロスイッチをテスト撮影。
これも結構いい感じ。

価格も安いしデザインも良いし、光量の設定も可能でFlashとしても使える、優れものだと思います。
ちょっと撮った感じでは、FlashモードにしてFC100の光量を絞り、露出補正を-2.0あたりにして使うといい感じで撮れるようです。

一つ問題があるとしたら、入手性がすこぶる悪い、ということでしょうか。
店頭在庫がある製品ではないので、見つけたらラッキー、といった感じかと思います。
  • 購入金額

    4,980円

  • 購入日

    2011年07月26日

  • 購入場所

21人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (22)

  • ガトーさん

    2011/07/26

    こういうのを見てしまうとデジイチ欲しくなるんですよねぇ・・・・(^^;
  • ちょもさん

    2011/07/26

    ガトーさん:
    一眼いいですよ…フフフフ…
    IYH!あるのみ!!ですよ!!!
    レビューを書くとき、写真ってかなり重要なのですが、デジイチを持っていると思ったような写真が撮りやすいので、重宝します。
    特に暗い被写体を撮影するときは、コンデジとは勝負になりません。
  • 和屋さん

    2011/07/26

    なんということだw
    Ring48を買った身としては、どっちが良いのか非常に悩むところw
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