あの現代大戦略が登場する1985年11月よりちょっと前のことです。
当時 Oh!PC (日本ソフトバンク刊) の読者であった私の目に変わったゲームが目に入ってきました。
その名も、「立体版遊撃王」。
ソリッドモデルによる3Dのコンバットフライトシミュレータなのですが、特徴は赤青メガネを使った3D表示だったのです。
V30を搭載したPC9801VM2が登場した直後なので、アナログRGBではなく、デジタルRGBでパレットなしのころですね。
当時のCPU,VRAMの書換速度でよくやってたと思います。
書き込みと読み込みを同時にできるデュアルポートVRAMになる前の98のために書かれたソフトなんです。
頑張ってたと思います。
知る人ぞ知る たいにゃん大先生の SeeNa を空に飛ばしたらおんなじ?って今なら思いますが、当時はあまりに斬新でした。
●AIRCOMBAT 遊撃王IIの登場
PC9801VM/VF/VX/RA/UV/UX/LV/CV/XL(normal)、メインメモリ 640KB以上に限定して登場し、
640x400 16色モードで中間色を駆使して、当時としては実用になる動きのコンバットフライトシミュレータになっていました。
FM音源ボード (PC9801-26K) または UV/UXなど内蔵機種ではゲーム音楽がなり、
SHARPのサイバースティックを 26K音源のポート経由で接続できます。
ゲームは、
フライトシミュレートモード
ミッションプレイングモード
に分かれており、敵との戦闘はミッションプレイングモードのみです。
パッケージにも描かれている 大気圏外で製造された新素材と従来素材を組み合わせて、機体強度を実用レベルにまで引き上げた前進翼をもつ、MI-C.A.D.O II型のみ操縦できます。
この機体は、アフターバーナーもない、実に素直な飛行特性で非常に操縦しやすいです。
(物理計算を端折ったともいう)。
全長 16.4m
全幅 9.86m
全高 5.64m
翼面積 37.6㎡
運用重量 6980kg
最大重量 12300kg
発動機及びその出力 陸奥菱重工 M-21-ML-004D (14850kg x 1)
最大速度 M2.4
実用上昇高度 18000m
航続距離 3800km
戦闘行動半径 900km
燃料容量 3100kg
離陸距離 450m
着陸距離 730m
固定武装 30mm UD弾レールキャノン x 2
ハードポイント数 5
乗員数 1名
機体のサイズ的には、F-16C より大きく、F-35A/Bに近い感じですが、推力等からみるとF-20に近いです。
固定武装の30mm レールガンですが、実際には電力が航空機内で賄えないので空想兵器ですが、初速が速く、慣性、風のファクタによって、弾道が曲げられにくい=描画が手抜きできるという理由で後付したんじゃないでしょうか?
さすがに30mmもあったら、威力むちゃくちゃですよ。
●こぼれ話
大戦略II('87)のユーザー登録時のアンケートで、そろそろ遊撃王IIをださないんですか?って書いた覚えがあります。
それから2年後、実際に発売されたときには感動してました。
まぁ、ほかのユーザーの声があったんだと思いますけどね。
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購入金額
8,800円
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購入日
1989年07月頃
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購入場所
Nao-Rさん
2011/07/21
はにゃさん
2011/07/21
懐かしいですよね。
空母着陸ミッションとか、エースコンバットなんかでもありますが、
よくあの時代にやってたと思いますね。
とっぷりんさん
2011/07/21
はにゃさん
2011/07/21
ローグクローン?