ボードゲームでは実現できない
・128x128ヘックスにマップ拡大 (64x64から)
・高度レイヤーを4つに分割し索敵概念を導入
・兵器種を250種に増やす
・同一ヘックスに4部隊までスタック可能
・リアルタイム制導入
といった強化が図られます。
大戦略の当初の目的、
・一人で戦術級ボードゲームをプレイできる
・兵器を並べて楽しむ
ってところをPCでプレイするために拡張していった結果生まれたとものだと思われます。
●マップ拡大
マップコレクションに収められている日本列島やグレートブリテン島などのスケールと、
ユニットの移動速度のバランスがとりやすくなったと思います。
●索敵
本作で、マップ全域の敵味方ユニットが見れるというボードゲームの世界観をようやく脱却しました。
AWACS、レーダーサイトの導入、索敵行動などが重要になりました。
ユニットによって、どの高度レイヤについてどれぐらいの視程があるのか設定されましたが、
これは、潜水艦ユニットなども登場したので、必要な機能だったと思います。
この機能もIVになって完成した感があります。
●セミリアルタイム制
ユニットが移動にかかる時間をカウントとして定義し、1ターンを100カウントに分割して、
敵味方それぞれの兵器が同時に進行する仕組むになりました。
アイデアは良かったかもしれないのですが、1ターン終了時の後処理を行って次のターンへ移行する時間が PC-9801Mでは3分ぐらい終わらない。
RA2でも1分近かったと思います。カウント進行も遅くゲームにならないんです。
本当の意味のリアルタイムは次のメジャーバージョンアップである大戦略IVまでお預けになりました。
●総括
この大戦略IIIという作品は、コンセプトは良かったかもしれないのですが、
N88-BASIC(86)に依存していたコードが多く、全体的にプレイができないぐらい遅すぎたと思います。
この点はマイナーバージョンアップである大戦略III '90によって解決しました。
私も発売前予約をしてまで購入しましたが、かなりの残念な出来のおかげで、
同年12月に発売されたキャンペーン版大戦略II に興味が移り、
その後は 大戦略IVへと移ったので、
すっかりIIIは黒歴史となりました。
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購入金額
0円
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購入日
1989年06月頃
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購入場所
西武百貨店
mickeyさん
2012/02/12
ハマりました(^^)
兵器好きなので、自分の好きな兵器を活躍
させたりw。索敵は、重要ですね。
はにゃさん
2012/02/12
楽しくプレイ出来たのは、DOS時代の大戦略まででした。
私も戦術より兵器好きでしたから、はまってました。