それまでの薄型ノートPCはカードスロットがせいぜい一つしかなく拡張性に乏しかったのですが、本品は左側面に Type2 PCカードスロットと CF Type2カードスロットが付いており、無線カードをCFタイプで常用しておりました。
上記画像や添付画像で分かる通り大変薄く、シャープではボックスラーメン構造と呼んでいたモノを採用し堅牢性を確保していました。
そのため、さすがに液晶の端だけ持つのはちょっと怖いですが、本体側の端だけつまんで持ち上げてもゆがみなどはありません。
面白かったのが、ポップアップ式キーボードを採用しておりフタを開けるとキーボードが上にせり上がってきてキーストロークを確保していました。
ただ、反面フタを閉じた状態のPCの上に物を置いてしまうとキートップが液晶画面に少し触ってしまい、キーの汚れが移ってしまうことがありました。
左側面にはカードスロットの他に専用のディスプレイ接続端子とACジャックありました。
右側面には、マイク端子、イヤホンジャック、USBx2、モデムポート、LANポートが付いています。
LANポートは、100BASE-TXまでの対応で家の中でしか本品は使っておらず当時無線LAN環境化していたので、ほとんど使うことはありませんでした。
そして、購入時に一緒に大容量バッテリーも購入しました。
底面側に厚みを持たせるようになっており、後方が持ち上がるのでスタンド代わりになるといううたい文句だったと思います。
ちなみに、定価39,900円です。
上記のように家の中だけでしか結局使わなかったので、大容量バッテリーは必要なかった感が強いのですが、一切線を繋がず長い時間使いたいのでそれはそれで良かったかと思います。
起動画面ですが、BIOSが立ち上がる前はこんな感じです。
OSはWindows XPが入っており、今でも XPでしか使えないようなアプリはこちらで確認しています。
ヒンジ部を薄くするために、アクセスランプなどはスライドパット手前にまとめられています。
仕様をちょっと書き出してみると
CPU:超低電圧モバイル Pentium III 600MHz
メモリ:192MB(増設不可)
HDD:20GB
今使うととにかく起動が遅いですがあくまでサブPCとして使っていたので、Officeやブラウザを使う程度だったので起動してしまえばストレスを感じることはありませんでした。
とにかく持つ喜びを感じていたMURAMASAブランドでしたが、少しの世代しか作られず残念です。
ThinkPadに浮気していてなんですが、あのまま正統進化していたらぜひまた使ってみたいブランドです。
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購入金額
200,000円
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購入日
2001年10月27日
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購入場所
ヨドバシカメラ
けんこうさんさん
2011/07/18
何年後でも良いので、
MURAMASAブランドだけでも復活して欲しいと思います。
atsuo@tokyoさん
2011/07/18
東芝で librettoをしばらくぶりに復活させたように、SHARPもやってくれないかなぁ。
makibisiさん
2011/09/04
今でも、この薄さのノートって、なかなかないですよね。
先日、2台登録しました。w
ユーザーとしては、このブランドの復活を願います。><
atsuo@tokyoさん
2011/09/04
ほんとにブランドの復活をして欲しいですよね。
signさん
2011/09/04
私のMURAMASAは壊れちゃってますケド、
カッコイイですよネ。
atsuo@tokyoさん
2011/09/04
そのMebiusブランドから極薄のノートが出るというので飛びつきました(^^;
動作もするしメインで使いたいくらいですが、さすがに起動からすべて動作が今のモノと比べてしまうと遅すぎますね。
しかし、手放せない一品です(^^
しばさん
2014/04/12
でかなり迷いました。
…結局クロックが上の方が処理できるタスクも多いだろう、大は小を兼ねるだろ、というP6/Netburstアーキテクチャの不理解から生まれた誤解(当時はまだ知識が十分じゃなかったのよ)でハズレのC1Mを選択してしまったのですが…
しばさん
2014/04/12
atsuo@tokyoさん
2014/04/12
購入当時はノート PCでは大した作業をするつもりはなく、とにかくカッコいい、薄い、画面がキレイというのを求めていました。
購入タイミングが転職直前で、次の職場で外出じの持ち歩きなどにも使う気満々だったのですが、PCなどデジタル機器の普及が恐ろしく遅れているところで、結局家でしか使わなかったのですよねぇ(^^;
PC-RD1-C1Mはハイスペックで、据え置きで作業するには良さそうですが、持ち歩きはきつそうですね。
CrusoeなMURAMASAは、ちょっと調べてみたら 2003年の1月に出ていますね。
MURAMASAではその後に出た、PCに繋げば外付けHHDとしても使えるようになるクレードルが標準で付属されていた PC-MM70Gが欲しかったりしたのですが、とにかくそれを活かせる職場では無かったので購入しませんでした。
そして、実家に帰ったら PC-MM70Gを購入していたのは驚きましたが、全く使えこなせていなかったようです(^^;
takamizuさん
2014/04/12
クレードル搭載機が衝撃でしたね。
atsuo@tokyoさん
2014/04/12
当時、あの薄さは衝撃でした(^^
クレードル搭載機を自分で持っていたら、デスクトップPCのメールの保存先にしてノートPCと同期するんだとか妄想していたんですが。
実家では兄貴が自分のガジェットを購入したいが為に嫁さんもメールを使えよ購入してあげたそうなのですが、義姉はあまり興味が無く台所の端の方にいつもクレードルに挿しっぱなしになっていたのでした...
Schrödingers Katzeさん
2014/04/12
クレードルって実は立てかけておくほうがメインだったりするのですw
接続だけならケーブルだけで済むのです。
ですが、あの物理的な構成は、使い方の提案でもあったのですよね。
性能的に「ネットブック」が近かったです。
最低限のものを持ち歩き、マシンパワーに物を言わせることは苦手と。
ネットブックが流行るのは更にずっと後なのですけれど。
薄さと、消費電力のためにメモリやHDDは、容量少な目でしたので、割り切って使うことが必要でした。
atsuo@tokyoさん
2014/04/12
確かに PC-MM70Gは非力でしたね。
ほんとに元祖ネットブックって感じです。
クレードルはずっと Palm機で使っていたので、余計に魅力的に感じていました。
兄貴の所ではメール端末として使わせるためだったようですが、クレードルがあっても PCに繋がれる事はなく、ただの充電台と化していました....
pakapakaさん
2014/04/14
クレードルも気になりましたねー。
atsuo@tokyoさん
2014/04/15
この PCの前はMebius PC-PJ1-M2を使っており
その前は Libretto50と携帯性を重視して選んでいました。
本品はそれに加えデザインも気に入って見せびらかす気満々だったのですが、レビュー中やコメントでも書きましたが転職後、外に持ち出す事無く家の中だけでしか使いませんでいた(^^;
デザイン的には現在出しても十分通用すると思うんですよねぇ。
Schrödingers Katzeさん
2014/04/15
この機種のキーボードもそうなんですが、キーストロークが確保されても、フニャフニャなので、いまひとつ使いや少なかったです。
MM1とかのキーボードは、ラバードームの工夫で、「薄い割に」はたたきやすいキーボードで、キーピッチは狭いものの、基本的に普通の配列なので、フルキーボードの母艦と併用しても、違和感無く使えました。
充電台って使い方。半分は合ってます。クレードル自体は、それにはあまり意味が無いですし、「置き場」として、立てて底面積を小さめに充電するということや、店頭展示の薄さの主張の為のパーツでもある(ってなインタビューがどこかにありました)わけで。
MM70Gで非力ですか…初代MM1のユーザーから「何だと!」って言われそうです。
Efficionはあれでも大分マシになってるんですよ。
atsuo@tokyoさん
2014/04/15
詳しいですね(^^
キーボードは良いにこしたことは無いですが、私が本品に求めていたのは携帯性と見た目だったので難なくブランドタッチが出来れば OKでした(^^;
この手の製品を使っている人は、別にメインのPCとか使っているでしょうから、速度などはやっぱりそちらと比較しちゃいますね。
Schrödingers Katzeさん
2014/04/19
「バタフライキーボードの再来か!」みたいなw
でも、店頭で触ってみたら、ちょっとクリック感などの乏しい、このキーボードは、「面白いけど論外」で見送ってしまいました。
MM1は、実装に対する賞賛てきな意味で、買ってみました。二代目のほうですけど。
ピッチは狭くても配列がまともで、ストロークは浅いんですが、クリック感があるので、タイプしやすかったんです。人によると思うんですが、「押した」っていうフィードバックを必要とする人には、ストロークだけだと、使いづらいんです。
パワーは無いですけど、軽くて薄くて、それなりに長持ちしたので、便利でしたよ。
ThinkPadも好きだったんですが、240辺りから、配列が特殊になってやめちゃったんです。今思うと、535Xも分厚いですよねぇw
ただ、詳しくない層は、小さくて邪魔にならないだけを基準にうっかり買っちゃうこともあるので、それはちょっと不幸だと思います。
そういう人のために、省スペースデスクトップと、ノートの間くらいの機種があるんですが、ノートだからって持ち運ぼうとするとこれはこれで、不幸です。
商品のデザインって難しいですね。
シャープの最後のほうの機種って、「ヴィジョンが見えない」ところまでひどくなってましたし。譲らないとだめなところがある反面、譲ってはいけないことってのもあるんですよね。きっと。
atsuo@tokyoさん
2014/04/19
バタフライキーボード程の見た目のインパクトは無かったですが、せり上がってくる様はちょっと驚きでしたよね(^^
キーボードにこだわる方は多いですが、SEやっていた頃にお客さんとこ行ってどんなのでも普通に打てないとと思っていたせいか、私はあまりこだわりが無いんですよね。
さすがに配列自体が変わってしまうとどうしようもないんですけど(^^;
ほんとに打ち辛いって誰もが言うようなキーボードでも無い限り OKなんで、ノートPCはデザインや機能性で選ぶことが多いです。
シャープは「目の付け所がシャープでしょ」にコダワリ過ぎて訳わかんなくなってたか(^^;
4年前から「目指してる、未来がちがう。」にスローガンが変わっているようですが、みんなと違う方向を目指してしまっているのかも(^^;;;
なんだかんだ言って、それでもやっぱり面白いのを色々(PC以外で)出してくれるのはシャープなんですけど。