SONY WalkmanのWM-PORT対応のトランスミッターは、家電量販店などに足を運んでもあまりバリエーションは用意されておらず、通販で安く出ているときにまとめて買うようにしています。これも最初に1つ買って納得した後、家族の分も含めて3つ買い足しています。
まずは弱点の方に触れておきますと、本来対応機種として記載されていた、NW-A84x系やNW-S74x系など、一部の機種では正常動作しない可能性が高いということです。幸い私が持っているWalkman3台(NW-X1060、NW-A918、NW-A829)では問題なく動作しますし、NW-A84x系との差異が少ないように見えるNW-A855でも正常動作は確認しています。あくまで特定世代のWalkman本体との問題のようです。
次に、ケーブルに被膜に強度がないようで、最初に買った1つは3カ月程度使っただけで本体付近のケーブルの被膜が割れてしまい、中のケーブルがむき出しになっています。実はストックを早々に仕入れたのもこれが原因となっている部分もあります。
そしてこれはやむを得ない部分もあるのですが、音量が他のFMトランスミッターと比較して妙に小さいという問題もあります。他社製品や通常のFM放送と切り替えるとボリューム位置を大きく変えざるを得ず、使い勝手という意味ではよくありません。
それだけの弱点がわかっていながらなぜ予備まで買いそろえて使っているのかといえば、音質の問題です。少なくとも過去に使ってきたFMトランスミッター製品の中では最も音質は良好なのです。
iPod時代には3.5インチプラグから出力するもの数種類やGriffin iTripシリーズ(iTrip2、iTrip3など)も使ってきましたし、Walkman用でもBUFFALO製品も別に持っていたりするのですが、その中で最も普通に聴ける音質を持つのがこの製品です。多くの人は通常のFM放送とクオリティ面での差を見つけるのは難しいのではないかと思う程度にはまともですから。
この製品に限らず充電対応のFMトランスミッターは通常通電している間は常に充電しようとするため、Walkman側のバッテリーへの負荷は気になるところですが、幸いにして私が普段車載用にしているNW-A918は本体のバッテリーがほぼ完全に干上がっている状態ですので、むしろ常に充電している方が都合が良く、私にとっては弱点に当たりません。
先に触れた一部機種での不具合は、マイナーチェンジモデルのLAT-FMW100Aシリーズでは解消しているため、どうしてもこちらのモデルの印象はよくありませんが、私個人の環境に限っていえば満足度は十分に高いといえます。この音質が得られれば多少の難点は気になりません。
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購入金額
798円
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購入日
2011年09月頃
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購入場所
エレコムダイレクトショップ
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