"Casino Lights"。スイスのモントルーで行われているモントルー・ジャズ・フェスティバルの第15回、1981年の様子を収めたものだ。ライナーの解説には「ワーナー・ブラザーズ・オールスターズ」の記載があるが、まさに。
出だしの「Your Precious Love」はスキャットの名手Al JarreauとThe Crusadersとのコラボで知られるRandy CrawfordがデュエットするAORタッチの曲だが、ここでのバックはキーボードとギターがLARSEN|FEITEN BANDのNeil LarsenとBuzzy Feiten。ドラムスはKirk WhalumのCDをプロデュースしてたYellow JaketsのRicky LawsonでベースはDavid SanbornのCDでノリのいいリズムを聴かせてくれるMarcus Miller。David Sanborn本人もサックスソロで参加するし、ギターソロは後年ブチ切れソロを角松敏生のアルバムで披露するLarry Carltonとくりゃ、もう言うことなし!
Randy Crawfordの「Imagine」は原曲に忠実なアレンジだがここでバックを取るのはRobben Ford在籍時メンバーのYellow Jakets。RobbenのちょっちブルージーなオブリガードとキーボードRussell Ferranteのエレピが切ない。
そのYellow Jaketsが次の「Monmouth College Fight Song」では2小節半に渡る決めを随所に挟むノリノリのシャッフルをやるかと思えば、「Tee Time For Eric」ではRobbenのギターカッティングによるコード弾きのメロディーでまた別のグルーヴを創り出す。
Larry Carltonの「Last Night」ではRobben Ford抜きのYellowjacketsがバックに回ったかと思えば、今度はRobben FordがNeil Larsenと組んでDavid Sanbornのバックに回る。
自分とっての最大の喜びはNeil Larsenのオリジナルアルバム未収録曲「E Minor Song」!その名の通りEmキーのNeilのオルガンが堪能できる曲。Marcus Millerのブリブリベースソロもイイ(Amazon.comの視聴ファイルはベースソロ部分です)!このどことなく日本的旋律をもつ曲を聴くためだけでも手に入れる価値アリ!
ヤッパライヴは気合い一発!です。
【収録曲】
1. Your Precious Love (Al Jarreau/Randy Crawford)
2. Who's Right, Who's Wrong (Al Jarreau/Randy Crawford)
3. Sure Enough (Al Jarreau/Randy Crawford)
4. Imagine (Yellowjackets/Randy Crawford)
5. Monmouth College Fight Song (Yellowjackets)
6. Love Is Not Enough Theme (David Sanborn)
7. Hideaway (David Sanborn)
8. Casino Lights (Neil Larsen/Buzz Feiten)
9. Tee Time For Eric (Yellowjackets)
10. Last Night (Larry Carlton/Yellowjackets)
11. E Minor Song (Neil Larson/Buzz Feiten)
12. Sara's Touch (Mike Mainieri)
Amazon.comの本作品のページ[試聴ファイルあり]
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購入金額
2,400円
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購入日
1992年頃
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購入場所
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