楽器店で単品で叩いたときは良い音だったが、他と混ぜてみると音色が違っていたとか、使用目的が限定されるような音色でその後同シリーズに手を出さなかったとか...そんな現在使っていないはみ出しシンバルをご紹介します。
正真正銘の「チャイナ」シンバル。中国武漢(ウーハン/Wuhan)製。購入当時重ねシンバルに興味があり、購入。重ねシンバルとは複数のシンバル(割れシンバルでも可)を重ねてセッティングし、ぶっ叩くことでノイジーなクラッシュ音を出すセッティング。曲の最初か最後、一発キリしか叩かないような特殊な音で、曲への溶け込みなどよりインパクトが重要。
このシンバルはチャイナシンバルとしては格安で売られていた(チャイナシンバルはエッジの反りの加工などがあり、一般的には同径の他シンバルより高い)。重ねに使うので14インチと小径のせいもあったけど。実際重ねて使うとチャイナとしてはやや厚めなので重ねられた方のシンバルを良く鳴らしおもしろい効果が得られた。ただカップの部分の形状が特殊でセッティングできるスタンドがなかなか、ない(普通のセッティングだとねじの長さが足りない)。そのため、および重ねシンバルの音のようにインパクトがある音を使わなければならないような音楽をやらなくなったということもあり、お蔵入りに。
実は単独で叩くとクラッシュ成分が殆どなくて、「カーン」という仏閣で聴かれる鐘のような音。非常に澄んでいて口径のわりには音も大きく通りが良いのだが、それが逆に災いして西洋音楽では浮き浮き。ヘヴィメタルなんかで使っちゃうとソコだけ読経?って感じ...(^^ゞ
う~ん、見てる分には楽しい形なんですケドね。
Hubei FOTMA Machinery Co(China Wuhan Cymbals)
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購入金額
6,000円
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購入日
1988年頃
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購入場所
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