私がレビューするのは、今さら感が強いのですが、そこはご容赦ください。
1.入手するまで
EVO二年縛り解禁後の後継機として購入。
本当は、1)EVOの回線を別のIS11Nに通話専用として移して、2)EVOにSportio water beatの通話回線を入れて通話もメール・インターネットもメインはEVOで一本化しよう!と思っていたのですが。
EVOのSIM出しをしようとauショップに行ったら「手数料2100円掛かるようになりました」と言われて、手数料掛からないと思い込んでいた私は「そこまでして、なぁ……」と、すごすごと引き下がりました。
で、道すがら「あれ?もう少し足したらロックフリーのスマホ買えるんじゃね?」と思いついてしまい、ロックフリーのスマホを探す事にしました。
さてAUのロックフリー端末はこんなものがあります。
SIRIUS α IS06
MIRACH IS11PT
Xperia acro IS11S
EIS01PT
Windows Phone IS12T
GALAXY S II WiMAX ISW11SC
Optimus X IS11LG
MOTOROLA RAZR IS12M
Xperia acro HD IS12S
HTC J ISW13HT
URBANO PROGRESSO
iPhone 4S
中古ケータイショップを覗いてみたら、IS11PTは2980円、IS11Sは8000円ぐらいでしたか。
防水と言う事でIS11PTにしようかと思いましたが、ヤフオク!を覗いてみたらIS11Sが即落で約5000円で出品がありました。
約5000円は機種変手数料2100円に比べれば、まあ割高ですが、32GBのmicroSDHCカードが付属していたので、
「機種変手数料2100円と32GBのmicroSDHCの相場2000円、送料の800円ぐらいをさっ引けばIS11Sって200円ぐらいじゃん!おサイフケータイ付いてるからマクドナルドのスクラッチでコーヒー二回あたればタダだよね!!」
と自分を騙す事にしたのです。
2.実際に手にしてみると?
ロックフリーなのは確かで、Sportio water beatのSIMを差して電話回線に繋ぐ事ができました。
機種変手数料2100円分の元はこれで取ったと言えます、よかった。
スペックについては、さすがに2011年の機種でRAM、内蔵ストレージの容量の少なさは、今時のスマホとしては致命的でしょう。
正直「IS11Sの一年も前の発表になってるHTC EVOより少ない(RAMで100MB少ない、内蔵ストレージで50MB少ない)ってのはどういうことよ?」と思いました。
素で少しの間使ってみましたが……やっぱり無理でした。
カタログ上、内部ストレージの空き容量は380MB。
十分な容量に見えるのにプリインアプリをさくっとアップデートしたら、空き容量60MB……
プリインアプリのアップデータはSDカードに追い出せないから、実質の空き容量60MBってカタログに書くべきじゃないかなぁ、こりゃ。
でも、それは何とかする!!(後述)
CPUは1GHzでEVOと同じ(型番は別)。
ボタンの配置がいろいろ違いますが、これは慣れでしょう。
「リターン」ボタンが左にあるってのは、使い始めたときは憤りましたね。
リターンでデバイスの外に出るってメタファーとしてどうよ?とか、キーボード含めて何十年も右の定位置にあるリターンを左に追い出すのはどんな意味があるの?とか、です。
でも、ショップでスマホの展示観てきたら、ちょっと前からもうこうした配置なのね……(ちょっと遠い目)
ホームボタンでスリープから復帰できるのは便利だけど、ポケットとか鞄に入れておくと不必要に復帰してバッテリーを消耗してしまう事があるのはX。
設計しているときに、何とも思わなかったのかなぁ、ソニーさん……。
でも、これも何とかする!!(後述)
カメラ性能は十分に高く、シャッターボタンが独立しているのも良い。
ただ、シャッターボタンは重いので、シャッターを切るときに手ぶれが出やすい。
ここは……コツを掴んでカバーするか、画面タッチでシャッターを切る方が無難。
HDMIでスマホの操作画面をテレビに出せるのは面白いです。
スーファミエミュレータが大画面でできるのは◎ですね!
3.IS11Sの「何とかする」について
さすがに旧機種だけあって、今時のスマホとして使うにはエラくスペック不足なところがあります。
快適に使うにはかなり工夫が必要ですね。
でも工夫するのって、実に楽しい!!
まずプリインアプリのアップデートは大体無視します。
Playストアで常にアップデートがある、って表示されるのは鬱陶しいですが、仕方なし。
「このアプリはアップデートしないから無視する」って設定があればなあ……
各部の動作確認の為に数日ほど素で使った後は、さくっとrootを取って「何とかする」アプリ群を入れていきます。
・Swapper for Root
SDカード上にSwapファイルを作ってアクティブでないタスクをストレージ上に逃がします。
これで使用可能なフリーのRAMを増やします。
・Link2SD
SDカード上にインストールした内部ストレージのアプリを逃がします。
これで内部ストレージの使用可能な空き領域を増やします。
また、プリインアプリの凍結もこのアプリで行います。
不要なアプリを凍結する事で、アプリが起動されなくなるので使用可能なRAMが増えます。
なおプリインアプリの削除はとりあえずしない方針で。
これでも足りなくなったら、そのときは別途考えます。
アップデータをプリインアプリに上書きするって機能もありますが、初期状態に戻すときには面倒そうなのでやめときました。
余談ですが、SNS系のプリインアプリがほとんど要らなくなったのは、ちょっと死にそうになりました。
どんだけ「僕は友達がいない」のよ、と。
・CPU tunner
CPUの動作クロックを変更します。
スリープ時のCPUの動作クロックを最低の122MHzにすると、バッテリー消費は最低になります。
バッテリーには、これが効く!!
EVOの最低クロックが244ぐらいだったので、更に低くできるんですね、IS11Sは。
wifiも制御できるけど、そっちはBattery+で。
・Battery+
これはroot不要のアプリです。
スリープ時のwifi制御をします。
基本、スリープ時にはwifiをオフにしておいて、定期的にwifiをオンにしてメール・SNS系アプリの同期をします。
リアルタイムで必要なのって電話だけなので。
あ、キャリアメールはリアルタイムにメール着信の通知があるので、そのときは随時確認します。
これだけやれば、RAMで120~160MB、内部ストレージで180MBぐらいは使えるようになります。
当面はこれで十分!!
次にハード的な工夫です。
ホームボタンでのスリープ復帰は便利ですが、上面に飛び出ている分、不必要な復帰が頻繁にあります。
カバンに入れてたり、ポケットに入れてたりしてたときの、ですね。
この点、ボタンがへこんでいるiPhoneはちゃんと考えてるのね……
IS11Nでもホームボタンでのスリープ復帰があるのですが、こっちでは不必要な復帰はそんなに無い。
で、IS11NとIS11Sを二つしげしげと見比べてわかったこと。
ボタンの後ろの「高地」がどうも関係しているみたいで、これがボタンへの余分なアクセスを防いでいるみたいです、なるほど。
であれば、IS11Sのホームボタンにも後ろに「高地」を作ってしまいましょう!
いろいろ試しましたが、今のところは5ミリ厚のフェルトシールを18ミリX5ミリに切って、ホームボタンの後ろに貼るのがベストみたいです。
ちょうど「Xperia」のロゴの上、ってのが難点ですが、ちょび髭を付け髭するみたいでちょっとかわいいw
これ、ホームボタンが不必要に押下されない効果もありますが、手探りで触ってもホームボタンの位置がわかる「ホームポジション」効果もあり、意外と便利です!
今回は百均のフェルトシールですが、要はこの位置に「高地」ができれば良いのです。
この大きさの透明ゴムシールでも良さそうだし、デコシールとかもいいかもしれません。
中古で買ったからというのもあって、思い切りよく手を入れて自分に使いやすくしていけるのは楽しいです、これ!!
あと、まあ。
TridentのKrakenみたいなタフケースに興味はあるけど、5000円で買ったスマホを収めるのに2500円のケースをってのは……かなり逡巡します。
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購入金額
5,000円
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購入日
2013年05月20日
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購入場所
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