たとえレビュー用であろうが、自分で買うならASRock以外への浮気は許されない。
そういうわけで、採用したのがこの製品。
おものだちの下小川氏が徹底レビュー済みだったので、知りたい情報はハナから揃ってたというのもあるが、決定打となったのはやはりお値段。
Z68のマイクロATXマザーって、意外とまだ結構高値なんだよね・・・・(汗)
ただし、安価な分チップ実装数の増える(コストが千円上がる)USB3.0フロントピンヘッダは付いていないし、USB2.0フロントピンヘッダの数(コストが(以下略)も他社製品と比べると少なめ。
基盤を眺めてみると、一応USB3.0チップ&ヘッダ用と思われる空きランドがあるので、一応メーカーも検討はしたんだろう。
FDDコネクタとコントローラー載せるくらいなら、こっち載せた方が売れると思うのだけど、やはりここは変態メーカーとしての意地と言うべきか。
このように細かい部分でASRockらしさが見受けられるものの、全体的な作りは無難。
Z68マザーとして必要なものはきちんと押えてあるので、ちょっと不自由な日本語マニュアルでもさほど問題なく組めるだろう。
特筆すべき特徴は、UEFI起動処理の異様な速さ。
なにしろ「RAIDBIOSが一瞬見えたかと思うくらいに速くて、BIOSに入れない」ほどで、WHS2011を入れた場合の起動速度は、トータル17秒という韋駄天っぷりを誇る。
つか、このBIOSに入りづらいっていうのは、褒めて良いのかどうか微妙だけども。
ただ、今回一番関心した点は日本語の不自由なマニュアル。
書いてある内容がどうの、ではなくて
「表紙を開いたそのすぐ裏に、マザーボードのピンヘッダー一覧表」
が載っているのだ。
私のような「マニュアルの細かい部分は後で読む」タイプの人間にとって、これは非常にありがたい。
実際、組立中に参照したのはこの一覧表だけで、設定その他を詰める際まで、他のページを一切開く必要が無かった。
自作初心者にありがちなのが、このピンヘッダ表探しと、ヘッダ表の読み間違い(位置を間違えたり、ピン配置を逆さに読む等)だが、この一覧表ならそうそう間違えたくても間違えようがない。
こういう「分かっとるなぁ、オノレはぁ~」と思わず言わされるところが、このメーカーの良さだ。
まあ、色々と「何でこんな作りにするんだよ」とツッコみたい場合も多いのだが、そこはそれ「変態」だから仕方ないということでひとつ。
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購入金額
11,980円
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購入日
2011年08月23日
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購入場所
とっぷりんさん
2011/09/04
Vossさん
2011/09/04
下小川氏も言ってるだろう、「変態は褒め言葉」と。
退会したユーザーさん
2011/09/04
これ小さくて賢いレイアウトのマザボでイイですよね!
先日レビューさせていただいたPCのマザボがASRockだったのですが、あまりにもフツーでビックリしました!
変態?!なのはPCIスロットがナイところくらいでした。
トム様さん
2011/09/04
まぁ、マザボって少なくとも日本じゃGIGABYTEとかASUSとかが目立っちゃうので変わり種を作りに向かっちゃうんですかね?
Vossさん
2011/09/04
ここ最近、大人しいんですよねぇ・・・・変態板用チップセットメーカーのVIAが最近大人しくなっちゃったせいもあるんですが。
最近は普通過ぎて、ふと不安に襲われることも多いです。
ASRockだぞ・・・・このまま何も無いとかありえねえだろう・・・・?
とか。
>トム様どの
最近の製品は結構マトモというか、むしろ品質良くて安いんでお勧めですよ。
マニュアルの日本語が一部「五感で感じ取れ」の世界ですけど。
ASRockについては、元々ASUSの子会社みたいな位置付けの会社で、ASUSブランドでは出せないようなキワモノとか、ASUSブランドの質に達していない製品を、別ブランド販売するために設立したという経緯がありまして、その時期に出た製品がそれはもう凄かったんです・・・・
なので、未だにメーカーがその時代の印象を強く引き摺っておりまして、日本国内では「ああ、あの変態メーカーか」というイメージが付いちゃってます。
なにしろ、MSIやFOXCONNみたいに自社のオリジナル萌えキャラ作ろうとしたら、変態イメージ強すぎて断念したとかいう話があるくらいで・・・・・(汗