現在OSをセットアップして仮組み状態ですが検証した部分から紹介していきたいと思います。
●ASRock Z68 Pro3-M
変態マザーで有名なASRock先生のZ68マザーボードです。IGPの出力でDELL U2711を利用することが前提ですので、micro-ATXサイズでモニター出力にDisplayPortを採用している製品のなからか選びました。
Micro-ATXですがSLIやCF-Xに対応できない以外、機能的に劣っている部分はありません。GIGABYTEに続いてDisplayPortを採用してくるあたりはさすがASRock先生です。
付属品は最低限の物という感じでシンプルです。説明書はマルチランゲージ(日本語含む)対応の分厚い物が一冊付属しています。
●BIOSについて
BIOSにはUEFIが採用されています。マウスでの操作にも対応していますが従来のBIOSのようにキーボードのみでも操作可能ですので使い勝手は悪くないです。マウスやキーボードへの反応速度も特に遅いということもありません。
設定項目数に関してはmicroATXでOC向けの製品ではないので並程度ですが、ライトOCには十分耐えられると思います。
●CPUのOCについて
OC向けマザーボードのように豊富な設定項目は用意されていませんが、ライトOC向けに最低限の項目は用意されています。
<Core i7-2600>
倍率可変のKシリーズ以外のCPUはTBが実装されているグレードのみTB倍率+4倍までOCすることが可能とのことです。
Core i7-2600のTB最大倍率は38倍のため42倍がOCの最大値です。CPUのOCについてはBIOSの項目でCPU倍率を変更するように表記されていますが実際はTB倍率を操作しているものと思われます。i7-2600の場合またはこのマザーボードの仕様の関係でTB倍率は個別に変更できないようです。
早速上限の42倍設定(電圧はoffset Voltage +0.040V)にしてみたところ、”1コア42倍、2コア41倍、3コア40倍、4コア39倍”動作になりました。Core i7-2600で4コア同時に42倍にできないのは残念です。
<Core i7-2600K>
KシリーズのOCについてはTB倍率はコア毎に設定出来ないようです。
Core i7-2600と違って指定した倍率で全てのコアが動作します。
現在42倍設定(電圧はoffset Voltage +0.040V)で稼動させていますが4コア共に42倍で動作しています。もちろん安定性も問題ありません。
●DisplayPort出力について
メインPCと入れ替えるのはまだ先にはなしですので実際の動作テストはおこなってませんが、メーカーサイトで”最高解像度 2560x1600 @ 60Hz”の表記がありますのでWQHDへの対応は問題ないと思います。
●PCI-Ex16スロットの固定用フックの形状について
GPUが抜けないように固定する返しの部分の作りがスロットのソケット部分と一体成型になっていて作りが悪いです。
サイドフロー形状のCPUクーラーを設置した状態でGPUを抜こうとすると返しに手が届かなくてGPUを取り外すのが大変です。とくにRADEON HD 5870/5970のような背面にカバーが搭載されている製品は取り外すのが大変ですので注意が必要かもしれません。(リテールのCPUクーラーのように背の低いタイプの場合は問題ないと思います。)
●感想
IGPを活用しつつCPUのOCか可能ということでZ68マザーの登場を心待ちにしていました。発売日から遅れての購入ですが、PCの構成変更に現在も悩んでいるためです。H67でもライトOC可能なら悩むこともないのですが・・・。
Z68マザーで注目されていた外部PLL搭載によるBCLKを変更してのOCについては”CPUの仕様の問題”で意味が無いことが判明しているのでZ68は期待はずれと感じている方も多いかもしれませんが、個人的にはライトOC+IGPで消費電力を考慮したメインPCに最適なマザーボードなので満足しています。
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購入金額
12,580円
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購入日
2011年05月頃
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購入場所
リーダーさん
2011/06/12
いかにもSheltieさんらしいというかw
でもCPUも含めてだいぶ安い金額でOCできますねー
Sheltieさん
2011/06/12
最近のCPUはマージンが多いですから軽くOCしないともったいないのでw
この板で2600Kを4.0GHz常用しようと考えます。
Z68でもこの価格ですから安いですよね。
IGP使用目的でもH67を選択する必要はないと思います。
ネイエフさん
2011/06/13
しかし使うかどうかは別としてDisplayPortがあるのはいいと思います
Sheltieさん
2011/06/13
値段安いですよね。低価格モデルがこの値段ですからH67シリーズを選択する理由は無いのかもしれません。
IGPのDVI-Dポートがデュアルリンク対応なのが理想ですが、今のところ全てシングルリンクのためWQHD(2560x1440ドット)表示ができないのでどうしてもDisplayPortが必要になってしまいます。DisplayPortでシングルリンク以上の解像度を出力可能なのでIGPの仕様でデュアルリンク化できないのかは不明ですが、今後の対応に期待したいところです。
anzuさん
2011/09/21
Sheltieさん
2011/09/21
4コア42倍なら発熱(消費電力)と性能のバランスも良いのでK無しでも使えるかも・・・と予想していたのでかなりショックでした。
BIOS更新で4コア固定できるようになると理想ですが、他のマザーでも同じ動作でしたのでCPU側の仕様と思います。
退会したユーザーさん
2011/09/26
(^0^/
Sheltieさんが仰るとおり、ぷちOCで楽しむには良さそうですね。
Z68を最初から出して欲しかったなぁ、なんて思ってしまうのは自分だけでしょうか?!
Sheltieさん
2011/09/26
変態で有名だったASRockは今では方向転換してOCモデルまでラインナップしていますからね。Ausuの元子会社ですから技術は高いので安心して使えるメーカーになりましたね。
H67はOC関連一切できないですからね。初めからZ68がラインナップに加わっていれば・・・と思ったユーザーは自分も含めて多いと思います。