こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。今は忘れられている珍盤、名盤を掘り起こしてご紹介していきます。
DIG。いまは殆ど情報も残っていないグループ。ジャンル的にはACID JAZZ。サックス2本にキーボード+ベース+ドラムスのクインテット。おもしろい経歴で、全員外人でありながら日本でストリート活動をし、日本のレコード会社からデビュー。数枚のアルバムを残し解散したらしい。
分類するとJAZZはJAZZなのだが、かなり踊れる。自然にカラダが動き出す。たしかベースもプレイ中ブン回していたような記憶がある。
1曲目、「IMPRESSIONS」。コルトレーンだがCOOLなオルガンソロフューチャーでスピード感あり!5曲目の「FEE-FAI-FO-FUM」は題名通りのかけ声?が入る中、COOLな2本のサックスの旋律がランニングベースの上に乗っかっているのだが、ドラムはポップス調で親しみやすい。3曲目の「POP GOES THE WEASEL」なんかはJAZZのコラージュみたいで、ドラムスはロック調のバックビートでボイスも入って、キーボードは山下洋輔かというようなぶっ飛び方。最後の「EARL (THE DOG)」はラテンの香りのするリズムとスキャットとかけ声にピアニカが楽しい。全体としてはACIDに分類されるのだろうが、いずれもストリートもしくはフロアがあるバーで聴きたいような楽しい曲。日本滞在時は渋谷でライブをしていたらしい。
マイナーではあったけど一時期パッと売れました。も一度生で聴きたいアーティストです。
【収録曲】
1.IMPRESSIONS
2.FUNKY AS YA WANNA BE
3.POP GOES THE WEASEL
4.YUKI'S MONKEY
5.FEE-FAI-FO-FUM
6.LUV LUV LUV
7.IT DON'T MEAN A THING
8.IN THE MOOD
9.GROOVE "E"
10.SHADES OF BLUE
11.EARL (THE DOG)
A&K Corporation(通販サイトですが試聴ファイルあります)
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購入金額
2,500円
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購入日
1994年頃
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購入場所
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