レビューメディア「ジグソー」

小説と音楽との相乗効果!

所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。イメージアルバム、というジャンル。漫画や小説、時にはキャラクターなど「音」がない創作物に付けられる音楽。それは自分のイメージとかけ離れていて、幻滅することもあればあまりにずっぽしストライクで音楽からさらに想像力がかき立てられる場合もある。そんなもののひとつ。

GUIN SAGA...このギネスにも載った「一人の作家が書いた小説で最長のもの」というヒロイックファンタジー...であり、SFであり...、恋愛小説であり....、でももうこの先どうなってしまうかが永遠の謎となってしまった大河小説。それは残念なことに原作者の栗本薫が正伝130巻(の途中)まで執筆して逝去したため絶筆となったからだ。最後は病をおしての執筆だったらしく、驚異の多作作家としてもさすがに刊行ペースが落ちていた。小説についてはいろいろと思うところもあり、別の機会に。

で当然それだけ長い小説だけに、実時間でも長い時を経ており、自分のこの小説との出会いは30年前にさかのぼる。その30年の間には2度ほどブームがあり、このイメージアルバムは1度目のブームの時にものされた連作の1枚目。1度目のブームは小節の方がヒロイックファンタジー色がかなり強かった時であり、このアルバムもそんな感じ。ヒロイックファンタジーのサントラにスターウォーズ的要素と作品にある東洋的(モンゴル/中国的)要素を加えた、あらすじにマッチしてプログレがかかったロックが芯に据えられた作品となっている。

1曲目は物語のはじめの暗い森のイメージでおどろしくはじまり、豹頭の超人戦士グインのテーマへと続く。後者はエレキギターが泣き泣きで奏でるハードロックで基本的に短調なのだが、所々に長調解決も入りプログレっぽさ満点。4曲目の「スタフォロスの戦い」はエレキギターとオルガンがツインリードの結構王道ハードロックでノリノリ!6曲目の「モンゴールの進軍」はライナーにも書いてますがスターウォーズ風。ラストの「辺境の王者」はそれまでの曲のテーマが交互に顔を出し、まさに映画のエンドロールのよう。
物語も音楽もこういうおどろしさ満点!
物語も音楽もこういうおどろしさ満点!

音楽担当は淡海悟郎&ビッグ・マウス。淡海悟郎(おうみごろう)はCMや舞台音楽、TVドラマの挿入歌などで活躍する、作曲家兼キーボーディスト。おかあさんといっしょ等でも活動しているらしい。

この淡海悟郎によるイメージアルバムは、バンド活動も行っていた原作者(栗本薫)にも気に入られ、このあと10作以上も続くことになり、これはこれで長編イメージアルバムと化している。

これを聴きながら原作の1~5巻を読むと「ををぉぉぉっっ!!」と言う感じ。浸れます。
例によってAmazonは試聴ファイルがある再発廉価盤に繋いであるけれど、所持しているのは1991年発売の初CD化時代のものです。

【収録曲】
1. 死霊の森~戦士グイン
2. パロの真珠
3. 黒伯爵の砦
4. スタフォロスの戦い
5. 辺境
6. モンゴールの進軍
7. 砂漠の民~セムとラゴン~
8. 辺境の王者
  • 購入金額

    2,500円

  • 購入日

    1991年頃

  • 購入場所

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