レビューメディア「ジグソー」

さすが2011年の公称値最高SSD

先日の東芝のSSDの際にちらりと出ていたSSDです。

2011年に多数採用されたSSD用コントローラー、SandForce SF-2281を搭載した、最高級SSDとして発売されました。

2012年となった今では、最高の製品がPX-128M3Pになっていますが、それでも現役でいける十分すぎる性能があるはずです。
Intel 520シリーズとほぼ同じものを持っていますから。


というように、今回は、対抗であるIntel 520の120GB


との性能を比較してみます。


まずはじめにお断りですが、このIntel 520のSSDはもうすでに、メインマシンのシステムの一部として使用されています。
一方、今回のこの製品はただフォーマットされただけ。データ的にはまっさらな状態での比較になります。そのため、この比較の結果が一概に性能差を表しているわけではありません。

さて、まずは一般的なPCでの速度、ランダム設定で計測してみます。
520 120GB
520 120GB

Vertex 3 120GB
Vertex 3 120GB

スコアのところどころに優劣が見受けられますが、基本的にはライト性能でIntel 520を上回り、ライト性能では下回っている結果になっています。

Intel側が少し性能低下を起こしていると考えると、読み込みはほぼ互角、書き込みのほうでは確実に劣っていると読んで問題はないかと思います。


次はSF-2281が最も得意とする0Fillでの計測です。
520 120GB 0Fill
520 120GB 0Fill

Vertex 3 120GB 0Fill
Vertex 3 120GB 0Fill

こちらの場合は、下2つのスピードが明らかに遅れているようです。多少使い込んでいるIntelに負けるということを考えると、後出しのIntelはしっかりとそこの速度も上げてきたということになるかと思います。

ただ、読み込みで500MB/sを超えてくるとはびっくりしました。もちろん、まっさらであることが一番の原因だとは思いますが。


OCZのファームウェアの部分を見てみると、安定板の2.15となっているので、どうやらファームウェアのアップデートの問題はなさそうです。


OCZの2012年発売のSSDは、Indilinx製のコントローラーを積んでいるようです。中でもランダムが圧倒的に強化される後継機種、Vertex 4も非常に楽しみな製品になります。

M3Pシリーズとともに、ぜひ試してみたい一品です。
  • 購入金額

    14,800円

  • 購入日

    2012年04月14日

  • 購入場所

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