所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。世の中には「musician's musisian」と呼ばれるような玄人受けするミュージシャンがいます。そんな玄人筋の音楽を広くご紹介していきます。
Sing Like Talkingというバンドがある。作詞作曲ユニットの佐藤竹善と藤田千章を中心とした20年以上の歴史を持つバンドだ。ソウルやファンクといったクロっぽい薫りがする音楽にジャズ・フュージョンのフレーバーを効かせたチューンが特徴で、それを歌うのが佐藤竹善という非常に上手いボーカリストなのだから玄人受けするのは当然。デビューライブにTOTOの故Jeff Porcaroが参加したとか、武道館公演の際にはDIMENSIONがサポートしたとか、すごすぎるだろ。この「SECOND REUNION」は彼らの2枚目のベストアルバム。一番脂がのっていた4枚目から9枚目のアルバム(1991年から1997年)から選ばれている。
この品は1997年の武道館ライブから2曲がセレクトされた8cmCDが付録で付いている初回限定版。
6曲目「RISE」。沼澤尚(FOUR of a KIND、THEATRE BROOK)の枯れた音のタイトなドラムにメンバーのギタリスト西村智彦の切れの良いギターが絡みまさにファンキー!9曲目「JOY」と続く「TOGETHER」は私が彼らのベストに推す7枚目のアルバム「togetherness」からのカット。前者の朗々とした佐藤竹善のボーカルは「うまいなぁ」とほれぼれするし、後者のラグタイム調にはじまるイントロから楽器がドドーンと一斉に入り、また絞られてフィンガースナッピングのリズムにスキャットが入っていく導入はまさにCASIOPEAの「Dazzling」のイメージで上手いアレンジです。最後の「SPIRIT OF LOVE」ではゴスペル隊との競演が見られますがここでピアノを弾くのはFOUR of a KINDの塩谷哲。彼とはユニット"SALT&SUGAR"を組んでいる佐藤が上手い歌を聴かせます。
2000年代に入って活動のペースがぐんと落ちていて心配させましたが、つい先日8年ぶりの楽曲を発表してくれ、元気なところをみせてくれました。
【収録曲】
1. FIRECRACKER
2. OUR DREAM
3. STEPS OF LOVE
4. LA LA LA
5. WITH YOU
6. RISE
7. MY DESIRE~冬を越えて
8. 離れずに暖めて
9. JOY
10. TOGETHER
11. みつめる愛で
12. BURNIN’ LOVE
13. SEASONS OF CHANGE
14. SPIRIT OF LOVE
(特典8cmCD)
1. Skylark(Live)
2. I Just Wanna Stop(Live)
「TOGETHER」
SING LIKE TALKING OFFICIAL WEB SITE
この時代にSLTがいたことを感謝したい
このセンス、この上手さ。
オシャレ度は頭抜けていた。
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購入金額
3,059円
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購入日
1998年頃
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購入場所
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