自身初のMiniITXの自作でしたが、正直、相当大変でした。
配線の取り回しにかなり時間を取られ、
ケースの部品が取れてしまって、ボンドでくっつけることになったり、
指を大きく切ってしまい、手の皮を完全に切ってしまったり、
まあ、だいたいケースのせいです。
ただ、組み込んでしまえば、あとはこちらのものです。
ケースのサイズは幅、奥行き、高さのすべてが30cm以内。非常に小さいです。
実際にMiniITXのものを入れてみるとよくわかります。
こんな感じです。
配線のほとんどを24ピンのところに沿わせて押し込んでいるので、まだすっきりしているほうです。
さらにはDVDドライブをつなげるケーブルももう少しうまく押し込めているので、下のPCI Exもさせるようになっています。ファン付近のケーブルも束ねてすっきりさせています。
さて、このケースですが、一番の問題点は、ファンが1個も付属していないという点。
前の8cm、後ろの6cm×2のすべてが、です。
ある程度のスペックのものを搭載する場合は、ファンはつけないと熱で大変なので、つけてあげます。
ケース前方の8cmファンは、もちろん吸気設定。
ファンの左右にケーブルを這わせて、風通りをよくしています。
現状では排気構造が電源だけなのですが、いずれはここに静かな6cmファンをつけようと思っています。
吸気>排気の構造にしないと、ケース側面の穴から空気が逃げません。
暖かい空気はケースの上にいくので、上からこの熱気を逃がす作戦です。
そのためにも、ここから空気が入るのだけは避けないといけません。
それに、このファンはマザーボードにつなげませんから、電源に接続するため、うるさくなるのを防ぐ目的もあります。
現状ではこんな予想でいます。しかし、もしかしたら、PCI-Exスロットに何か使うかもしれません。
17cmまでの製品がいけるので(18cmのサウンドカードがケースに入りませんでした)、
それまでの長さのビデオカードや、サウンドカードが対象になります。
ビデオカードを乗せるならばHD7750くらいが現実的なレベルでしょう。
サウンドカードの場合は長さに注意です。
そして、このマザーを使っている場合、一番問題になってきそうなのは、CPUクーラーの位置。
とにかく相性が悪いです。
この部分の金属板が非常に邪魔です。
基板上からこの板までは実測で約65mm。
実際にはCPUソケットの厚さもあるので、約60mm程となります。
回転数制御(PWM対応)とメモリーやPCI-Exスロットに干渉させないことを前提に市販のCPUクーラーを考えると、リテールファン程度の大きさでないと、CPUクーラーがつけられないことになります。
しかし、高性能なCPUをのせるためには、何とか大きなクーラーを使う道を探します。
上の写真の製品(高さ45mm)に下の製品のファン(厚さ12mm)を乗せれば、合計は57mm。
すごくぎりぎりではありますが、なんとか60mmに収まります。
某サイトで同じマザーでこのクーラーを使った人のレビューを拝見しましたが、どうやら上の写真の向きにすればメモリー、PCI-Exスロットに干渉することはないようなので、あとは高さがどうか、になります。
こればかりはやってみないとわかりませんから。
さて、私はこんな感じで省スペースにハイスペックを詰め込もうとしていますが、本当はやらないほうがいいです。
パソコン本体の寿命にかかわりますから。
特にCPUは低消費電力モデルがお勧めです。
私もCPUはまだ決めていないのですが、できればi5のT狙いか、もしくはクロック重視でS狙いに行きたいと思っています。
別に12Wしか変わらないのであれば、マザーが対応している3770Kに突っ込んでもいいのですが、
ゲームをしないマシンにそれはもったいないですから。
CPUを抜きにしても、内部が非常に狭いので、非常に配線のスキルを問われるケースです。
このケースを選ばれる方は、私のような指を大きく切って、肉が見える状況にならないよう、細心の注意を払って作業してくださいね。
・コンパクトで場所をとらない
・標準で300Wの電源を搭載している
・電源は80+認証なし
・ノートPCで使うスリムドライブが使えない
・指を切ってしまう(手袋をつけて作業しましょう)
・SSDの搭載スペースがない
・ファンはひとつもついていない
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購入金額
5,380円
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購入日
2012年06月17日
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購入場所
Faith
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