所持する音楽データに対する私利私欲．．．イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。アーティスト同士の交流をものリンクを使って解きほぐしていきます。

ここらへん

でつながりができたのか、2000年になってT-SQUAREの所属しているヴィレッジレコード（つか、他にあまりめぼしいアーティストがいないので、ほぼT-SQUAREのためのレーベルといえるが）に移籍してきた是方博邦。

そこで2枚のソロアルバムを残しているけど、これはその1枚目。

メンツにはT-SQUARE（当時）のリズム隊（ドラムス：則竹裕之、ベース：須藤満）と、野獣王国で一緒に演ってたキーボードの難波弘之。裏を返せば野獣王国のリズムセクションが、T-SQUAREリズム隊と入れ替わった、ともいえる。

そのため、元々是方が持っているロックスピリットあふれる、そしてブルージィなギターが光り、フュージョンというより「ロック－（マイナス）ヴォーカル」という感じのアツさを感じるアルバムになった。

シンクラヴィアのような、キラキラしたピアノの音で始まる1曲目「PLANET GUITARMAN Ⅰ」も途中でハーフスピードになって、47（よな）抜きのブルーススケールソロになるところがまさにロック！

雄大な感じの音像処理がしてある続く「GRAND G WAVE」のディストーションの音が本当に良い。

3曲目の「EAGLE」は、さらに泣き泣きのギターで、コード展開も王道の期待を裏切らないモノ。

フュージョン、という枠で語ってしまうと、カテゴリー化しすぎるているかもしれない。

これは「ロックアルバム」。是方のギターのフレーズと音の良さが出ている。

最近は、KORENOSやtamKoreといったバンドでの活動が多く、ソロアルバムはこのアルバムの2年後に出た"DANCER"以降封印されている。ソロソロ、次のソロ欲しいんですけど、是方サン！

POPな装丁が是方らしい

【収録曲】
1. PLANET GUITARMAN Ⅰ
2. GRAND G WAVE
3. EAGLE
4. PLANET GUITARMAN Ⅱ
5. SUPER ARBY
6. ACOUSTIC STORIES
7. LA MERODIE DE LA SEINE
8. MOONLIGHT MEMORIES
9. STORM NAMIBU
10. CASTLE OF THE WIND

「Planet Guitarman (full album) 」