矢野沙織。美人過ぎるサキソフォニスト3人目。今まで紹介した二人より若い。あと数年で昭和が終わろうかという1986年生まれ。でも最もジャス寄り。つかもろジャズ。
このアルバムは彼女の1st。音が、若い。そりゃそうだ、だってこのときまだ16才。ジャケット、特に解説カード裏の彼女は美人、というよりかわいく幼い。
でも根性あるんだよね。中学卒業後アメリカに渡り腕を磨いた。その成果が現れてる。
1曲目の「Confirmation」。流れるようなラインと伸ばす音の対比が良い。Charlie Parkerだぜ、16才のオンナのコが。Parkerは他にも2曲吹いてるがきちんと自分のものにしてる。ピアノのHarold Mabernも負けられないよね、スッゲー切れるソロでイイ感じ。とてもエネルギーを感じる。
10曲目のDuke Ellingtonの曲(「In A Sentimental Mood」)は主旋律を聴いたら「あ、知ってる」という曲。こういう有名な曲へチャレンジするのは勇気がいると思うけど、やり遂げてる。
曲も2曲書いてるが、「Hoyden」のラテンなリズムはいいよ、若くて。
あまりに若かったので、一発屋になってしまうかなと心配してたけど、杞憂。だいたい1年に1枚程度のアルバムを出しながらもう8年目。いいオンナになったよ。音に深みも出て。
そうそう「報道ステーション」のテーマでも吹いてます。聴いてみて。
【収録曲】
1. Confirmation (Charlie Parker)
2. Blue Bossa (Kenny Dorham)
3. When You're Smiling (Mark Fisher,Joe Goodwin & Larry Shay)
4. How To Make A Pearl (Saori Yano)
5. My Little Suede Shoes (Charlie Parker)
6. Black Orpheus (Luiz Bonfa)
7. Bohemia After Dark (Oscar Pettiford)
8. Mamaduke (Charlie Parker)
9. Hoyden (Saori Yano)
10. In A Sentimental Mood (Duke Ellington)
11. It Could Happened To You (Johnny Brurke & Jimmy Van Heusen)
Saori Yano Official Website
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購入金額
2,940円
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購入日
2003年頃
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購入場所
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