こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。仕様違いの珍品、サンプル版など非売品をコレクターが熱く語ります。
なんかここ
でも同じような話をしましたが、懸賞もので良く応募するのは酒類(^.^)と音楽もの。CDやDVD、ダウンロードデータまでとりあえず応募しておく。そこで手に入る音楽データでまた聴く音楽の幅を広げていくのがいつものよくあるパターン。
このCDはモデルチェンジ前のニッサンMURANOに合わせて作られた特設サイトで企画されていたMURANO SESSIONのベストテイクCD。非売品の懸賞当選もの。
音楽担当は異端のジャズピアニスト、クリヤ・マコト。言語学を専攻して留学したが、卒業後は別の大学でジャズの講師をしていた(!)という鬼才。でもどちらかというと黒子役で、20年を超える芸歴なのに、自分のアルバムは多くない。平井堅やT-SQUAREの伊東たけしのアルバムアレンジや、葉加瀬太郎や南佳孝の楽曲での演奏、果てはエヴァンゲリオンのサントラでも演ってるってんだから節操がない...イヤイヤ多才な人です。
そんな彼が手がけたこのMURANO SESSIONは自身が書き下ろした曲に様々なジャンルの第一人者がバトルを挑むという異種格闘技的作品。その戦う相手は三味線の上妻宏光やタップの熊谷和徳などバラエティーに富んでおり、エキゾチックでスリリングな音楽がエキセントリックな旧型MURANOとマッチしておりとても良かった。
残念なのは全曲収録でなく、ピックアップなので前述の上妻宏光やトランペットのエリック宮城とトロンボーンの中川英二郎を迎えた回などが収録されておらずちょっと(´・ω・`)
ただそれでも軽快なスキャットでドライブするSHIHOや緩急自在に駆け回るバイオリンのNAOTOの回は収録されており、イイ感じ!
私にとって、MURANO、という車のイメージを大幅にあげたことは間違いありません。
【収録曲】全曲 クリヤ・マコト=ピアノ・作曲・プロデュース
1. Art for Life 熊谷和徳=タップ、鳥越啓介=ウッドベース
2. Passion 金子隆博=テナーサックス、五十嵐一生=トランペット、早川哲也=ウッドベース、大坂昌彦=ドラムス
3. Crossover SHIHO(from Fried Pride)=ボーカル、コモブチキイチロウ=ベース、藤井摂=ドラムス
4. Step Ahead NAOTO=バイオリン、コモブチキイチロウ=ベース、大槻"kalta"英宣=ドラムス
5. One and Only 伊東たけし=アルトサックス、早川哲也=ウッドベース、則竹裕之=ドラムス、萱谷亮一=パーカッション
6. Departure (ピアノソロ)
クリヤ・マコト Official WebSite MURANO SESSION
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購入金額
0円
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購入日
2007年頃
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購入場所
日産自動車
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