レビューメディア「ジグソー」

正確に言うと、乗っていた。

ずっと、BMWを乗り継いで来て、いつかは、M3って思っていた。
ディーラーで新車で購入。サンルーフや、電装系のオプション含めて、乗り出し950万円。
ハンドル位置は左を選択。理由は幾つかあるのだが、本国で元々左で作られているので、その方が設計的に良いと思うのと、マニュアル・ミッションの場合、右手でシフトした方が力が入りやすい、と、言うのが、その大まかなところだ。

某所での最高速トライアルでは、260Km/hで、リミッターが効いた。
もう、10Km/hくらいは、伸びたかなぁ?と、思う。

発進時に、トラクションコントロールなどの、電子制御を全てオフにして、4000RPMくらいで、どりゃ!と、クラッチミートさせると、手に負えない暴れ馬のように、石や砂を巻き上げ、リアタイヤから、もうもうと白煙を吐きながらロケットスタートする。

ワインディングでの、ドリフトのコントロールもしやすい。
クルマの挙動が、シートに座っていて、お尻に感じる。
あー、もうすぐケツ振ってドリフトになるから、カウンターの準備しなきゃ、みたいな感じ。

3.4Lの直6、さぞや燃費も喰うだろうと思うと、そうでも無い。
街中でフツーに流していると、7-8Km/L、高速で120-30km/hで流している時は、なんと、13Km/Lも走るのである。

ただし、安穏と走る事は出来ない。ステアリングなどは、全く遊びが無いので、攻めてる時は良いのだが、ゆったりと走っている時でさえ、ちょっと、よそ見などしようもんなら、すっと、車体が動いてしまう。常に、攻め心が必要なクルマでもある。

こんなに、コントラーブルなクルマであるが、冬の凍結路では流石に御し切れなかった。
12月の年末が近づいたある日、午前4時頃高速を走っていた、巡航は約120km/h程度。
この速度では何も起こる筈も無いと、気を抜いていたのも悪かった。
前日にみぞれ交じりの雨が降っていたのも、運が悪かった。
雨は止んでいたし、路面もドライなので、安心して、のんびりと走っていたら、その凍結路面は突如として現れた。
どうこうする間も無く、ガードロープと、遮音壁に突き刺さった。
気がつくと、Aピラーを曲げ、目前まで、ガードロープが迫っていた。
落ちたフロントガラスで、多少の擦り傷は在ったモノの、特に、身体的に異常は無かった。
駆けつけた、警察官の驚きの顔は今でも忘れない。よく、怪我をしなかったなぁ?と。
普通ならば、ガードロープがAピラーを、ちょんぎって、そのまま、ドライバーもギロチンになってるはずだと。。。
M3号に、命を救われたんだなぁ。。。と、しみじみ思った。
確かに、国産中級セダン3台分のお値段はするのであるが、命は1つしかない。

また、いつかは、M3と、思っているのだが、現行は、直6ぢゃないんだよなぁ。。。
  • 購入金額

    9,500,000円

  • 購入日

    2003年03月28日

  • 購入場所

    福岡BMW

6人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ20MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが20MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから