近所の中古ショップで未使用品を見かけてしまい思わず購入してしまいました。
●MOTOROLA XOOM (Wi-Fi) TBi11M
デュアルコアARM Cortex A9とGeForce譲りのGPUコアを内蔵したSoC”Tegra2(Tegra250)”を採用した高性能タブレット。KDDI経由で販売されていますが海外モデルと違って3G回線には対応していません。WiFi経由で利用することになります。
OSは標準ではAndroid 3.0ですがWiFi経由のアップデートで3.1に更新できます。他メーカーのTegra2タブレットと性能自体は差は有りません。XoomはmicroSDH/SDHCカードスロットを搭載しているのでフラッシュメモリを増強できるのがポイントです。
<仕様 (スペック)>
・SoC:NVIDIA Tegra2(Tegra 250) 1GHz
・液晶パネル:10.1インチ TFT (1280×800)
・液晶最大表示色数:約1600万色
・タッチパネル:静電容量式
・プラットフォーム:Android 3.0 (3.1)
・システムメモリ:1GB
・内臓Flashメモリ:32GB
・外部Flashメモリ:最大 32GB (microSDHC)
・カメラ メイン:約500万画素/CMOS
・サブ:約200万画 /CMOS
・ワイヤレス通信方式:Wi-Fi (IEEE802.11b/g/n 準拠)
・Bluetooth:2.1 + EDR
・外部接続:micro USB typeB、microHDMI、ヘッドフォン出力
・サイズ:約249(W) x 167(H) x 12.9(D)mm
・重量:約700g
●液晶パネル
10.1インチ液晶パネルは詳細なスペックは公開されていません。視野角・輝度・反応速度は良好。色合いはやや薄めでグレアパネル特有の映りこみは鏡のようです(^-^;
映りこみで目が疲れるのでノングレア液晶保護フィルムを貼りたくなると思います。
●動画再生について
標準のプレイヤーは微妙なのでTegra2の動画再生支援機能に対応しているMX動画プレイヤー(無料)と専用コーデックをダウンロードしてインストールしています。
MX動画プレイヤー(+MX動画プレイヤー コーデック (ARMv7))を使用してもフルHDサイズのH264形式の動画ファイルの再生は処理落ちが激しく厳しいです。噂どうり動画ファイルの再生能力は微妙でした。
サムソン系の動画再生支援機能付きカスタムCPUより再生できるコーデックが少なく、MP4コンテナではH264のHighプロファイルでエンコードした解像度の高いファイルや低解像度でも設定次第で再生時に処理落ちしてしまいます。AVIコンテナのDivX形式の動画ファイルの再生が不可能なのも微妙なところでしょうか。(試してませんがWMV形式の動画ファイルは再生できるようです)
先日から色々試しているのですがTMPGEnc 4.0 XPressでエンコードするとダメな感じです。設定を煮詰めると1280x720までは再生できましたが TMPGEnc 4.0 XPress内蔵コーデックの問題かエンコードした動画ファイル自体の品質が悪いので微妙です。(その後、設定を調整して画質は改善しましたが音声が若干遅れて再生されるようです)
ネットで調べてみると、動画のエンコードにはオープンソースで開発されているフリーソフト Handbrake 0.9.5(日本語版は0.9.4)がお勧めとのことでした。Wikiで紹介されているプロファイルを使えば設定が分からないという方でもXoomで再生できる動画ファイルを作成可能です。
<AVIコンテナのDivX形式の動画ファイル再生について>
MoboPlayerとMoboPlayer codec for ARMV7VFP3をインストールすることでDivX形式の動画ファイルも再生できるようになりました。
上記の二つのアプリをインストール後は標準の動画プレイヤー、nswPlayerでDivX形式の動画ファイルを検出すると強制的にリセットが掛かる問題は解決しました。(DivXファイルはリストに表示されません。)
MX動画プレイヤーはリストに表示されますが再生すると1~2秒音声が出るだけで再生はキャンセルされます。(リセットは掛かりません。)
残念ながらフルHDサイズのMP4コンテナのH264形式の動画ファイルは相変わらず処理落ちしてカクカクでした(^-^;
●スピーカー
本体背面にステレオスピーカーが搭載されています。音質はスマートフォンより良好ですが可能なら外部スピーカーを利用することをお勧めします。
●カメラ
約500画素のCMOSカメラ(メイン)の画質はいまいちでオマケ程度の機能と割りきりが必要です。
●感想
無線LANの感度も良好でOSの基本動作はデュアルコアCPUのおかげでストレス無しです。動画再生能力は現状ではSC-02Cに劣るので微妙ですがフリーソフトのおかげで問題を回避できそうなので問題無し(?)ということで(^-^;
現状ではOS、アプリ共にTegra2の動画再生支援機能を使い切れていないような状況ですが、海外モデルではandroid 4.0へのアップグレードも予定されているようなので時間が解決してくれるかもと期待しています。
SC-02Cが思いのほか良好でしたのでタブレットも使ってみたいと思っていたので丁度良い買い物ができました。動画再生で躓いているのでその他の部分のレビューは追記して行きたいと思います。
●android 3.2へのアップデート公開開始
Tegra2を採用している他社製品や他国で販売されているXoomはandroid 3.2.1へのアップデートが次々と公開されているのですが、国内モデルのXoomは3.1のまま更新が滞ってました。
先ほどマーケットに接続してアプリを更新したついでにシステムアップデートの確認を行ってみたところ、アップデーターが公開されていのを発見!
早速ダウンロードして適応しているとandroid 3.2へのアップデーターでした。android 3.2.1ではないのは少し残念ですが、Tegra2への最適化が進んでいるという話ですからアップデーターの公開は助かります。
嬉しさのあまり内容確認しないでOKを選択してしまった(w)のでファイルサイズなどは覚えていないのですが多分30MBくらいだったと思います。
<2011/11/04>
・”AVIコンテナのDivX形式の動画ファイル再生について”を追記しました。
<2011/11/11>
・一部コメントを追記しました。
<2011/12/19>
・android 3.2へのアップデート公開開始
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購入金額
22,800円
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購入日
2011年10月頃
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購入場所
anzuさん
2011/10/31
Sheltieさん
2011/10/31
アイコニアなどの同じクラスの製品で27,800円前後の物を何台か見かけていたので、買おうか悩んでいたら近所のお店で発見しました。この値段なら悪くないですよね。
9月に行われていたWiMAXのキャンペーンに乗り遅れてしまったので、中古で良さそうなタブレットあったら買おうと思っていたので丁度良いタイミングでした。
愛生さん
2011/11/02
でも、内蔵メモリーは32GBと2倍の容量なのが良いですね♪
後から増やせませんし。
最近、アイコニアも安くなってきましたね・・・ゴクリ
Sheltieさん
2011/11/02
アイコニアというかandroid 3.x系タブレットはTegra2を使用した製品が多いので機種ごとの性能の差は少ないみたいです。
内蔵メモリが32GBなのとMicroSDカードスロットを搭載しているのがポイントです。アイコニアは内蔵16GBでSDカードスロットが無いかわりにUSB端子を2個搭載し、USBホスト機能を使うのに特殊なケーブルが不要なのとUSBフラッシュメモリを利用できるので機能と自分の用途を照らし合わせて選ぶ形になると思います。
アイコニアも中古なら2.5万円くらいから見かけますので安売りしていたら是非付かんでみてください。
くわいる24さん
2011/11/11
今は本当に何を購入すべきかなのかわかりません(;^^)
また少ししたらまた最新が来て、
そういうサイクルがとくにPad関連は特に早い気がします><
Sheltieさん
2011/11/11
端末は種類が多いので最良の機種を選ぶのは大変ですよね。
最近色々端末を購入して検証しているのですが動画再生支援などは搭載しているGPU(又はSoC)に依存するので判断が難しいということに気がつきました。
売れているだけあって製品の進化のスピードが速いですよね。サイクルも早くなってしまうのは辛いところですが、年末からプロセスルールの一世代進んだデュアルコア製品が主流になるみたいですから、デュアルコアCPUを搭載したモデルを購入することで長く使えると思います!