前述のWaveStar
のドーターボード。
MIDI音色規格としては電子楽器メーカ各社が互換性を取り決めたGM(ゼネラルMIDI)規格が一般的でしたが、これはRoland独自規格GS規格にも対応。
FMからPCMに進化したコンピュータ音源は、PCMのサンプリング周波数とbit数が一時頭打ちになった時期、プリセット音で高品位な音を奏でるMIDI音源が注目されていた事がありました。
ただ、もともとMIDIコードのどの番号にどのような音色を割り付けるかという規定がなかったので、プリセット音の順序は各社バラバラ。ピアノの曲がバイオリンになったり..
これを規格化したのが「GM」。
各音源チップで割り当てられる音色のMIDIコードなどを統一し、どのチップ、どのメーカーの音源ボードでもピアノの曲がバイオリンになったりすることはなくなった。
でも規格にはエフェクトなどの規定がなかったので、RolandとYAMAHAが独自の拡張規格を出した。GSはRoland側規格(厳密に言うと規格制定の前後関係から、GSから他メーカーに影響がない部分を削り落としたサブセット版がGMという話もある)。
このドーターボードもその拡張規格に対応している。
当初互換性がなかったGSとYAMAHAのXGは覇権を争ったが、そうこうしているうちに通信速度・記憶容量の向上で、wavやmp3のように「音そのもの」を持ち歩ける環境になり、演奏データのみの規格であるMIDIデータはその必要性が限定された。
そのためゲームなど一般用にはほぼ不要の規格となり、コンピュータ関係ではDTMなど音楽制作方面にしか残っていません。
今もWaveStarと堅く抱き合ったまま、倉庫のPC-9821の中にあります。一緒におやすみ..
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購入金額
15,000円
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購入日
1998年頃
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購入場所
N-DRさん
2011/03/03
cybercatさん
2011/03/03
サンプリング周波数と処理bit数が上がるとそうなりますよね。
オーディオ的にはその方がよいのでしょうが
>古いのは古いのでその音色の良さがあると思います♪
そういう各社各様の方が個性が出るジャンルもあり、ついに来週から始めようと思う分野は特に(ry