PEGA-WL100は表面だけ見ているとSONY純正品にしか見えないのですが、裏面を見るとIntelの型番ラベルがそのまま残っていて、Intel製品のOEMであることがすぐに判ります。
オリジナルモデルはIntelの「PRO/Wireless 2011B LAN CF Card」という機種で、日本市場ではIntel自身からは発売されていなかったと思いますが、同じくPDA用として東芝GENIOのオプションなどで、同一のカードが発売されていたと記憶しています。
SONY自身は勿論CLIE以外での動作をサポートしていませんでしたが、他のOSでもオリジナルとなる前述のPRO/Wireless 2011B LAN CF Card向けドライバーを用意すればあっさりと動作します。私自身はWindows XPなどPC向けWindowsのほか、Linux Zaurus SL-C750などでもこのカードを使っていました。Linux Zaurusで使うには「/etc/pcmcia/wlan-ng.conf」 に記述追加をするという、一工夫は必要ですが…。
後継のPEGA-WL110がCF TypeII形状のカードであったのに対して、このPEGA-WL100はCF TypeI形状のカードとなっていて、厚みが薄いのが特徴でした。ただ、この薄さは持ち歩く際は必ずしもプラスに働くものではなく、圧迫され続けたりすると徐々に本体が反ってくるという問題がありました。結局私自身は、外出時にはPEGA-WL110の方を常用していました。
ちなみにハードウェア的にはほぼ同一と思われるSymbol Spectrum24 LA-4137という製品も持っているのですが、こちらはCLIEでは動作しませんでした。恐らくドライバーでデバイスIDを決めうちしているのではないかと予想されます。
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購入日
不明
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