二眼レフといえばフランケ&ハイデッケ社、その中でも上級機種のRolleifrexが特に有名かと思います。
1929年に登場したのがRolleifrexオリジナル。
これが世界初の二眼レフカメラであり、その後続いていく二眼レフカメラの原点とも言えるモデルです。
驚きなのが、Rolleiflex Originalが登場した時点での完成度が極めて高く、その後に登場したモデルと比べても見劣りがしないという点でしょうか。
このRolleicordはRolleiflexの機能を受け継ぎ、かつ使いやすいように簡易化・軽量化した普及モデルとなります。
このRolleicord II-1型は1936年に登場したモデルです。
搭載しているレンズはビューレンズがハイドスコープ75mm/F3.2、撮影レンズがCarlZeissのイエナトリオター75mm/F3.5となります。
Rolleicordはかなり型が細かく分かれるのですが、このカメラはレンズの解放値がビュー側がF3.2、撮影側がF3.5ですので、II型となります。
撮影側のマウンタはバヨネットではなくφ28.5mmのカブセ式ですが、Rolleicord II-2型からより使い勝手が向上したバヨネットへ変更されています。
Walzの角形レンズフードとイエローフィルターが付いていました。
レンズフード専用の革ケースがストラップに付いていますが、これがまたレトロ感たっぷりで良い感じです。
このカメラは、祖父がドイツ留学に行っていた際にお土産で買ってきたものだと、父から聞いています。
祖父は、父が幼い頃に結核で亡くなってしまっており、遺品もそう多くは残されていないのですが、その中でも祖父の思い出が詰まった品だと思います。
カメラの本革ケースの内側には、祖父の名が几帳面な文字で記されています。
これからも、大切に持っていたい1台です。
ゼンマイを使用したレリーズがあったのですが、どっかいってしまった(子供の頃遊んでいて行方不明…)なんですよね。残念。
型番:Rolleicord II Model 1 - Model K3
製造時期:March 1936 - August 1937
製造台数:30,542 pieces.
シリアル: 1.758.000 - 1.973.999, engraved in taking lens (additional factory # inside body).
撮影レンズ:Zeiss Triotar 3,5/75mm, screw mount filter.
ファインダーレンズ: Anastigmat 3,2/75mm, screw mount filter.
シャッター:Compur C00, 1 - 1/300 sec., T&B.
フィルム: 6x6 (120), 35mm adapter Rolleikin I, sheet film adapter.
本体サイズ:9.1x9.4x13.8cm
重量:793g
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
がじおさん
2011/11/05
私、ローライはさわった事ないのですが、2眼にもとても興味があります。
撮影が楽しそうなカメラですね。
ちょもさん
2011/11/05
わざわざ来訪いただきありがとうございます。
ローライフレックスと書いてしまいましたが、ローライコードの間違いでした。
75年も前のカメラですが、今でも問題無くシャッターが切れますし、フィルムも巻き上げられそうな気がしています。
後期モデルやハイエンドモデルのような多機能さは無い、古き良きシンプルな二眼レフですが、これはこれで撮るのが楽しそうですよね。
しかし、フィルムがちゃんと装填できるのかという時点で自信がありません(汗
CLWさん
2011/11/05
博物館でも中々見ることができないかも・・・
Coooool!!です。
ちょもさん
2011/11/05
コメント&Coolありがとうございます。
父が生まれてすぐに他界してしまったこともあり、祖父の遺品はほとんどないのですが、数少ない品の一つです。
このカメラで撮影した写真は残っていないのが残念なところです。
hatahataさん
2014/01/14
革のケースと一緒に映っているのが味わいがあっていいです。
板張りの床に置いて撮ってるというのがさらに良い感じです。
ちょもさん
2014/01/16
今年で78歳のカメラですが、まだちゃんと動くのが凄いですね。
最近のハイテク化著しいカメラは・・・果たして80年後動くのだろうか。
実家で撮影したので場所が無く、床で撮影しましたが、かえって良い感じでしたね。