1988年にビクター音楽産業から発売されたファミコン用のアクションRPG(移植作)。
『イース』は、元々は1987年に日本ファルコムが開発したPCゲームであり、同社を代表する人気シリーズの第1作。本作はそのファミコン版になりますが、他にも様々な機種への移植版やリメイク版もありますので、何らかの機会にプレイされた方も多いことでしょう。
プレイヤーはシリーズの主人公・アドルとなり、呪われた島エステリアを救うため、冒険へと旅立ちます。ジャンルはアクションRPGですが、難しい操作はありません。攻撃方法は至ってシンプルで、敵キャラに体当たりするだけ。但し、真正面からぶつかると被ダメージも大きく、敵キャラとは半分だけ体をずらして当たることが基本です(これはPC版も同じ)。
移植の出来については、レベル上限が引き上げられたことや、死角に入った敵キャラが確認できるようになったことなど、システム面での向上は評価すべきかも知れません。しかし、重要なイベントの幾つかが削られているため、主要キャラの存在感が薄れ、続編『イースⅡ』へと繋がるエンディングでも若干の矛盾を抱えました。この改変はとても残念だったと思います。
フィーナ救出後のジェバの家
また、セガ・マークⅢ版(1988年10月)やPCエンジン版(1989年12月)に比べると、グラフィック面でも物足りなさを感じます。例えば、フィーナを救出するとジェバの家で再会できますが、そこでは彼女の絵を見ることができません(フィーナを話し相手に選んでも、まるでジェバと話しているように錯覚します)。ファミコンの性能から仕方がない部分は認めるものの、この辺りの見せかたはもう少し工夫が欲しかったところです。
■ シリーズ作品(FC版限定)
※削除した覚えがないのに、モチモノ登録から消えていたので再登録です(コメント不要)。
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購入金額
6,200円
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購入日
1988年08月26日
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購入場所
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