QUANTUMは2001年4月にMAXTORに買収され、そのMAXTORも2005年12月にSEAGATEに買収されて今に至っています。
QUANTUMといえば、種類が豊富な上に価格も比較的安価で、シリーズごとにニックネームがついたシリーズが有名でした。
そんなQUANTUMのHDDの中でも、Bigfootほど異色なHDDは無いと思われます。
Windows95が登場し、アプリケーションやデータが肥大化する中、大容量HDDが望まれていましたが、高密度・大容量のプラッタは値段も高く、手の届きにくい存在でした。
そんな中、「高密度のプラッタは値段が高い。では、通常のプラッタを巨大にすれば、安価かつ大容量が実現できるのではないか!」という、誰しもが考えそうだが絶対に製品化しないであろう方向性に突っ走って登場したのが、5.25インチHDDという、完全に時代に逆行した「Bigfoot」シリーズです。
残念ながら商業的には失敗作となってしまいましたが、今から考えるとかなり異色のメーカーであったのは確かです。
一方、Fireball ST 4.3GBはひじょうにスタンダードなUltra SCSI対応のHDDです。
スペックは1.6GBプラッター(3枚)、5,400rpmという仕様になっています。
現在はロジテックのSCSI殻に内蔵し、PC-9821Anで使用しています。
1997年頃の、相当年季の入った製品になりますが、未だに現役で使用しています。
昔のHDDってきわめて精密化した現在の製品と比べると、耐久性も高いような気がします。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
白輝望さん
2011/02/13
うぉお!
QUANTUMのFireballとは懐かしい!
実家で初めて購入したPC(当時Windows3.1)に積んであったのがFireballの540MBHDDでした。一度煙を出したことがありまして、それでもその後普通に使えるという。私にとってはまさにファイアーボールなHDDという印象でした~
ちょもさん
2011/02/14
コメントありがとうございます!
Fireball、基板が焼けたという方、結構多いみたいですね…
Fireballで検索したら、文字通りFireballになったという、しゃれにならない検索結果がちらほらと(苦笑
このHDDの中には、すでに入手不可のデータや、それこそ今ではどうやって設定しているかわからないMS-DOSのシステム類が入っているので、壊れたら洒落になりません。
バックアップを取っておかないと危険そうです。
それにしても、煙を出したあともそのまま使えるっていうのはすごいですね。
ある意味、タフなHDDといった感じがします。