スペック上、パフォーマンスが145%、距離が150%になるとのこと。
これをAtom330+IONのベアボーンに取り付けるとネットの速度は上がるのかどうか、試してみました。
実験に使用したマシンはこれ。
このマシン付属の無線LAN子機のコネクタはR-SMAであるため、このパネルアンテナが取り付けられます。
普通の丸棒形状をしたアンテナは周辺全てに電波を飛ばし、また周囲全ての電波も拾います。
一方で、この平面パネルは、ある程度の指向性があり、パネルが向いている方角に向かって電波を送受信します。
利点としては、パネルの向きさえあっていれば、親機と子機の距離がある程度離れていても、速度が落ちにくいということが上げられるでしょう。
では、さっそく普通のアンテナ時ではどれくらいの速度なのかを試してみます。
無線LAN親機の位置は1階のリビング。
子機の位置は2階リビングになります。
距離は直線でおおよそ6~7メートルほど離れているかと思われます。
これが普通の付属アンテナ。
ネジをはずしてケースの外に出るようにしています。
測定時のアンテナの向きは写真と違い、もっとも速度の出る方向に向けてます。
スピード測定には、USENのスピード測定サイトを利用させていただきました。
アンテナの位置を微調整して、さっそく計測開始。
26MB/sです。
USENのテスト中では、比較的速いほうですね。
ネットワークの状態を見ると、リンク速度は300Mbps。
アンテナは4本立っています。
さすがにアンテナ自体がそこそこ大きいので、速度もそこそこありますね。
では、GS-IA-90Pのパネルアンテナを取り付けてみます。
測定時のアンテナの向きは、撮影時の向きとは違っており、もっとも速度の出る方向に向けてます。
アンテナの向きを調整し、さっそく計測開始。
うわ・・・、ほとんど誤差の範囲。
これは同じとしか言いようがありません。
ただし、アンテナは5本全部立っていて、確実に受信感度は向上しているようです。
少し測定方法を変更し、NASから同じファイルをダウンロードしてその速度を計測してみます。
まずは付属アンテナから。
平均4.34MB/s。
次はパネルアンテナ。
平均4.3MB/s。
う~ん、やはり誤差の範囲。
速度は同じですね。
親機と子機が6~7メートル程度の距離ではそれほど違いは出ないようです。
アンテナを交換したところで、子機や親機本体の出力が上がっているわけではないので、当たり前といえば当たり前なんですが。
ただし、子機と親機の距離が離れるに従い、通常のアンテナはガクンと速度が落ちていきますが、パネルアンテナは速度が落ちにくいですね。
子機と親機がかなり離れている場合や、周辺にアクセスポイントが多数存在していて指向性が求められる場合などは、パネルアンテナが有利になるようです。
ともかく、当たり前の結果が出ただけのようです。
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購入金額
600円
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購入日
2011年02月11日
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購入場所
yahoo! オークション
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